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英語学習(TOEIC)シャドウイング等をどれくらい行うべきか+α

Last updated at Posted at 2020-12-31

はじめに

私の最高スコアは2019年9月に受けた時の790点です。
2020年中に800点越えを目指していたのですが、コロナ禍で受験者数に制限がかけられ受けられず・・・
800点以上取ってから記事にしようかと思っていましたが、まだまだ時間がかかりそうで、忘れないうちに、気になっていた点について、まとめておこうと思い記事にしました。
(追記:2021年2月のテストで800点超えました)

勉強方法や教材選択についてのアドバイスは、検索すると多くの記事が出てきますので、ここでは触れませんが、それらの記事では、勉強方法については紹介されていても、その勉強方法を具体的にどれくらい行っているのかを記載しているものは少ないと思います。

そこで、この記事ではタイトル通り、リスニング対策に有効であると多くの記事で紹介される**「シャドウイング」等について、自分は具体的にどれくらい**やったのか、その結果、どれくらい成長したのかについて紹介します。タイトルではシャドウイング等と書きましたが、個人的には、暗唱も重要であると認識しています。

初期能力

 勉強開始前の私はTOEICはLR合計で300点台でした。リスニングに関して、根拠を持って答えられた問題は、Part1,2で2,3問程度か?というレベル。以下のトレーニングはこの状態から開始しています。

最初の頃のリスニング対策(暗唱なし) 期間:約8か月

英語上達完全マップを10ヶ月やってみた
学年ビリのアホが1年半でTOEICスコアを300点から840点に上げた英語勉強法の話
11ヶ月間でTOEICスコアを300点から835点に上げた英語学習法

これらの記事からTOEICの勉強を開始した時点で**「音読」「シャドウイング」**等が重要である事は認識していました。これらのトレーニングをどのようにやるか、については1か月程度試行錯誤した結果、次のように自分で定義しました。

一つの英語音声について、次の1.~6.を行っていきます。
6.ができるまで、5.は繰り返しになります。
※使用する教材はすべてTOEIC模試のPart3,4の音声のみです。

  1. 問題を真面目に解く。
  2. 約5回程度、音声を集中して聞き取りする(理解度は問わない)。
  3. 約5回程度、できる範囲でシャドウイングをする。
  4. スクリプトを確認。語彙や文法で不明な点を無くす。
  5. スクリプトを見ながら、音読orシャドウイングをする(どっちをするかは気分)。
  6. スクリプトを見ないで、95%くらいの精度でシャドウイングを完成させる。

95%くらいの精度というのは、2,3個所くらいは発声に失敗しても良しとする、という事です。最初の頃は、一つの音声について、6.に到達するまでに90分近くかかっていましたが、約3か月後には45分~60分くらいで到達できるようになりました。

このトレーニングを模試12回分くらいやりました。期間は8か月くらいだったと思います。
このトレーニングだけでも、本番でリスニング400点を超えたりしましたが、
模試の平均は350点くらいで、正直微妙な感じでした。確かに成長はしていますが・・・

実際の聞き取り能力は、Part3,4の音声について
・ストーリーがほとんど理解できる音声・・・2割
・ストーリーが半分くらい理解できる音声・・・5割
・ストーリーがほとんど理解できない音声・・・3割
という感じです。

ストーリーが半分くらい理解できれば、先読みのテクニックと合わせて回答が可能で、400点を取る事も不可能ではないと思います。模試を約12回近くやってますけど、7,8回分を超えるあたりから、聞き取り力が向上する気配が全くなく、不安になり、勉強方法を見直す事にしました。

後半のリスニング対策(暗唱あり) 期間:約2か月

TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!

こちらの記事で、暗唱のトレーニングが有効である事を知り、さっそく取り入れました。

1.~6.は初期と一緒です。
7. スクリプトを暗唱する。
8. 1.25倍速で、1回聞き取りを行った後、シャドウイングを2回程度行う(精度は問わない)。

暗唱とその後に少し復習する事を追加しただけです。
たったこれだけの事ですが、Part3,4音声を5セットほど行っただけで、かなりの効果を感じました。
英語に対するワーキングメモリが強化されたというんでしょうか、音声をちゃんと文のまとまりで聞き取る力が強化された事を感じました。
ちなみに、3.の時点で、スクリプト無しのシャドウイングが95%くらいの精度でできる事も数回ありました。この場合、5と6の回数は減らしています。模試1回分を過ぎるころには、1.~8.までを約45分でできるようになっていました。

このトレーニングを模試2回分行った結果、Part3,4の音声について
・ストーリーがほとんど理解できる音声・・・6割
・ストーリーが半分くらい理解できる音声・・・4割
くらいになりました。

暗唱する際の注意点ですが、文を諳んじる時に、動詞が目的語を取る感覚や語や句が修飾される感覚などを意識するべきだと思います。なので、最低限度の文法力は付けておくべきです。

まとめ

 「初期の勉強」で紹介した記事では、特に暗唱には触れていません。また、これは個人的な思い込みですが、シャドウイングに関してはスクリプト無しでできる事が重要で、下手に文を目で見て暗記しちゃうと、シャドウイングの効果が無くなるんじゃないか?と思い、初期の頃から暗唱という言葉自体は見ていても、シャドウイングを優先する意識からスルーしていました。
 これから、勉強される方は、最初から「暗唱」もしっかり取り入れていく事を強くお勧めします。

音声の再生プレイヤーについて

OSに標準で付いてるプレイヤーが、しっくりこないので、Reactの勉強も兼ねて、JSで自作しました。
StudyPlayer

主な機能は以下の通りです。
・倍速機能
・音源ごとに音量を保存する機能
・再生開始位置の固定機能
・音声保存機能

OS標準のプレイヤーより、ブラウザから音声選択して再生していった方が大分サクサクで効率的かと思います。
 再生開始位置の固定機能ですが、TOEICの模試の音声はPart3,4だと、先頭に4秒くらい問題文の読み上げが存在します。何十回も音読、シャドウイングをする場合、この4秒を待つのが微妙に面倒です。なので、この機能で再生開始位置を4秒に指定しておくと、音声の開始が常に4秒からとなり、待ち時間の短縮になります。また、聞き取りが難しかった点を音声ファイルと再生位置をセットで保存可能で、週に1回、この機能で保存した音声を聞きなおし、復習していました。

おまけ

study-card
リーディングの勉強で使っていた自作したカード学習アプリ
学習後半で分からなかった語彙、構文はすべて登録して最低7回はチェックしていました。

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