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【AIX】nmon analyserによるリソース使用状況の確認

Last updated at Posted at 2025-07-01

はじめに

ある処理(処理A)を実行しているLPARのシステム・リソースの使用状況をnmon analyserにより確認した際の作業メモです。

nmonとnmon analyserとは

nmon

nmonとは、CPU、メモリー、ディスクI/O、ネットワークなどのシステム・リソースの使用状況をリアルタイムで表示したり、ファイルに出力することができるパフォーマンス分析ツールです。
システム・リソースの使用率、ピーク特性やシステムのボトルネックの特定に役立ちます。
AIX V6.1 TL02 / AIX V5.3 TL09以降ではOSが標準で提供するツールとしてAIXに組み込まれています。

nmon analyser

nmon analyserとは、nmonコマンドによって出力したシステム・リソースの使用状況に関する情報をMicrosoft Excelのマクロを用いてグラフに出力するツールです。
nmon analyserは製品として提供するツールではありませんが、以下のサイトからダウンロードして使用することができます。
nmon analyserのダウンロード(US)

実施環境

LPAR

  • OS:AIX 7.3 TL2 SP2
  • IPアドレス:x.x.x.x

ローカルPC

  • OS:MacOS
  • nmon_analyser_v66

実施内容

  1. nmonによりシステム・リソースの使用状況を出力
  2. 処理Aを実行
  3. システム・リソースの使用状況を出力したnmonファイルをローカルPCに転送
  4. ローカルPC上でnmon analyserの実行して、グラフ形式でExcelに出力

全体図.png

nmonによりシステム・リソースの使用状況を出力

まず、LPAR上でnmonを実行してシステム・リソースの使用状況をファイルに出力しました。

@LPAR
#pwd
/nmon_data
#nmon -f -s 1 -c 600

上記のコマンドを実行では、実行した時点から1秒間隔で600回のスナップショットをスプレッドシート形式で出力します。
つまり、システム・リソースの使用状況を10分間、1秒間隔で記録しました。
出力ファイルの名前は「ホスト名_日付_時間.nmon」となります。

処理Aを実行

今回はshellファイルを用いて処理Aを実行しました。

@LPAR
. shell.sh

システム・リソースの使用状況を出力したnmonファイルをローカルPCに転送

nmonファイルは、nmonを実行した際にいたディレクトリーに出力されます。

@LPAR
#pwd
/nmon_data
#ls
lpar_250701_2115.nmon

こちらのnmonファイルをローカルPCへ転送しました。
今回は、ローカルPC側からsftpコマンドを使用して、nmonファイルをローカルPCのデスクトップへ転送しました。

@ローカルPC
% pwd
/Users/junsaito/Desktop
% sftp root@x.x.x.x
sftp> cd nmon_data
sftp> pwd
Remote working directory: /nmon_data
sftp> ls
lpar_250701_2115.nmon
sftp> get lpar_250701_2115.nmon
lpar_250701_2115.nmon                                          100% 1784KB  15.9MB/s   00:00
sftp> bye

ローカルPC上でnmon analyserの実行して、グラフ形式でExcelに出力

ダウンロードしたnmon analyserのzipファイルに含まれる、nmon analyser v66.xlsmを開いて、「Analyze nmon data」をクリックしました。

01analyser最初.png

nmonファイルを選択しました。

02analysernmonファイル選択.png

MacOSを利用しているため、文字コードの関係から「¥」が「\」となっていました。
そのため、コンパイル・エラーが発生しました。

コンパイル・エラー.png

「\」を「¥」に修正しました。

修正前
\えらー.png

修正後
¥エラー解消.png

「¥」に変更後、画面左上の実行ボタンをクリックすると他のコンパイル・エラーの箇所に移動するので、エラーがなくなるまで繰り返しました。(今回は2箇所修正しました。)

実行ボタン.png

コンパイルが成功したので、Excelファイルの出力場所を選択しました。
出力されたExcelファイルには、システム・リソースの使用状況の時間変化などがグラフ形式で出力されていました。
メモリーの空き状況について見ると処理Aの開始・終了のタイミングが一目でわかりました。
加えて、十分な空き容量がある(常に約30MBは存在している)ため、少なくともメモリーはボトルネックになっていなそうなことも確認できました。

空きメモリー.png

最後に

nmon analyserを使用すると、nmonから得られるシステム・リソースの使用状況を見やすいグラフ形式で出力することができました。
メモリーに関してだけでなく、CPUやディスクI/Oなどの様々なシステム・リソースの使用状況を確認することができるため、色々な場面で役立つと思いました。

以上

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