この投稿記事は、GitHub上のDualSPHysicsにあるREADME.mdファイルを訳したものです。
DesignSPHysicsは、FreeCADに組み込まれたソフトウェアモジュールで、DualSPHysicsのグラフィカルユーザーインターフェイスを提供します。2016年9月から開発中で、ベータ版の段階です。
ダウンロードや詳細については、公式Webページ を確認してください。
説明
DesignSPHysicsでは、固体と流体を使ったケースを作成し、DualSPHysicsに対応したフォーマットをエクスポートできます。さらに、ケースデータの自動生成、シミュレーション、ポスト処理など、ユーザーのためのハードワークをすべてFreeCAD内で行います。
GenCaseによる前処理、DualSPHysicsによるシミュレーション、DualSPHysicsパッケージのいくつかのツールによるポスト処理をサポートしています。
将来的には、コードはモジュール化され、異なるSPHソルバーとの統合が可能になります。今のところ、DualSPHysicsで使用するように最適化されています。
これは、PySide経由でQTライブラリを使用して、Python3.5以降でマクロブートストラッパー付きのFreeCADモジュールとして開発されています。
インストール手順
DesignSPHysicsをインストールするには、2つの方法があります:安定版のFree CAD Addonマネージャーを使うか、gitから好きなバージョンを手動でインストールするかです。
リリースバージョンのインストール
リリースバージョンをインストールするには、FreeCAD 0.18以降を開いて、メニューの*Macro -> Macros...に進みます。そこから右下のAddons...*ボタンを押し、DesignSPHysics を検索し、Install / Updateをクリックします。FreeCADはアプリケーションを再起動するようにアドバイスし、そして、設定されます。
このパッケージにはDualSPHHysicsが含まれているため、ダウンロードに時間がかかる場合があることを注意してください。
DesignSPHysicsを実行するには、同じマクロダイアログを開き、DualSPHysicsをダブルクリックするだけです。
開発ビルドのインストール
このリポジトリから好きなブランチをクローンして、フォルダー名を「DesignSPHysics」に変更します。次に、そのフォルダーをFreeCADインストールディレクトリのModフォルダーにコピーします。
デフォルトでは、たとえば、Windowsでは、%appdata%/FreeCAD/Mod
に、Linuxでは、~/.FreeCAD/Mod
にあります
そして、このリポジトリのファイルDesignSPHysics.FCMacro
をFreeCADマクロディレクトリ(Windowsでは、DesignSPHysics.FCMacro
、GNU/Linuxでは、~/.FreeCAD/Macro
)にコピーします。
ヘルプを求める場所
DesignSPHysics Wikiで調べてみるとよいでしょう。また、issue here on GitHubに投稿したり、CONTRIBUTINGファイルで見つけた人にメールを送信したりすることもできます。
DesignSPHysicsへの貢献と開発
ご希望の方は自由に投稿していただいて構いません!ここではGitHub上で行うことができます。
プロジェクトへの貢献方法についての情報を表示するには、CONTRIButeファイル を確認してください。
著作権とライセンス
著作権 (C) 2019
EPHYSLAB Environmental Physics Laboratory(環境物理研究所), Universidade de Vigo(ビーゴ大学)
EPHYTECH Environmental Physics Technologies(環境物理技術)
このファイルはDesignSPHysicsの一部です。
DesignSPHysicsはフリーソフトウェアです:フリーソフトウェア財団が公開しているGNU一般公衆利用許諾書のバージョン3、もしくはそれ以降のバージョンのいずれか(任意で)のGNU一般公衆ライセンスの条件のもとで、それを再配布および/または変更したりできます。
DesignSPHysicsは、お役に立てればと思って配布しています。ただし、いかなる保証もなく、商品性や特定目的への適合性についての暗黙の保証もありません。詳細はGNU一般公衆利用許諾書を参照してください。
GNU一般公衆ライセンスのコピーをDesignSPHysicsとともに受領したはずです。そうでない場合は、http://www.gnu.org/licenses/を参照してください。