個人開発の紹介動画で、仮BGMが「だいたい合うのに、特定の数秒だけ邪魔」になることがよくあります。全体を再生成すると尺もムードも振り出しに戻りやすく、フリー素材に戻ると既視感が戻る——レビュー直前には避けたいパターンです。
方針はシンプルです。良い区間は残し、問題区間だけ置換する。長さが足りないときは先に延長し、そのあと局所編集に入ります。作業場所は Doremi。延長は AI音楽エクステンダー、差し替えは AI音楽エディター を使いました。
How-to(最短ループ)
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ベースを1本決める
雰囲気が近い短いテイクを採用。完璧さは後回し。 -
尺が足りなければ先に延長
映像尺+フェード用の余裕を目標に書く。「新しいサビを足さない」「ベッド密度のまま」を明記すると、延長が別曲化しにくいです。短い反復を伸ばす発想自体は、ループという制作単位の延長線上にあります(Loop (music))。 -
問題区間を特定する
ナレーションONで通し聴き。VOやUI音とぶつかる範囲だけメモする(例: 12–18秒)。 -
区間だけ差し替え
エディターで該当範囲を指定し、「周囲のパルスは維持、高域を抑える、ドラムを薄く」のように差分だけ書く。候補は2本まで。 -
A/Bして採用指示を残す
タイムラインでミュート比較。勝った一文はメモに保存。
うまくいかないときの切り分け
- 差し替え後も全体が主張しすぎ → 不変条件に「speech-safe / 台詞下」を足して再実行。
- 延長後に中盤が別テーマ化 → 延長指示を絞る(「同じテクスチャを続ける」)。全体再生成は最後の手段。
- ムード要件そのものが変わった → パッチを重ねず新規シードへ。生成系は制約の質が結果を支配します(Generative music)。
チケット風の指示例
不変: ボーカルなし / 軽めのパルス / ナレーション下
変更: 14–20秒だけ高域とシンセを抑える
禁止: 新しいメロディフック
本採用のサウンドデザインは別途プロに頼むとしても、社内レビューやハッカソン提出の段階ではこの差分更新で十分なことが多いです。「作り直し」の前に「一部差し替え」を一度試す価値があると思います。