個人開発でデモ動画を撮るとき、いつも同じフリーBGMを当てていました。問題は「どこかで聞いたことある感」が出てしまうこと。クライアントや仲間に見せる段階だと、ちょっと恥ずかしい気持ちになります。映像のクオリティを上げても、音が既視感だらけだと印象が薄れてしまう——そんな経験が何度かありました。音だけ差し替えたいのに、探す時間が本体の実装より長い日もありました。
先日、短い紹介動画用に音だけ差し替えたくて AI音楽生成 を試しました。画面録画はすでに終わっていたので、尺に合わせて「明るめのシンセ、テンポ普通、15〜30秒くらい」と指示して何本か出してもらい、いちばんノイズの少ないものを採用。編集ソフトに載せてみると、思ったより映像のテンポと噛み合っていました。フリー素材をスクロールして探す時間と比べると、候補を出すまでの待ち時間の方が短いくらいでした。
使ったのは Doremi 。音楽系のツールは敷居が高そうに見えて、実際はテキスト入力中心だったので、普段コードしか書いていない自分でも迷いませんでした。MIDIやDAWを覚える前の「仮置き音源」として置く用途が、いちばんしっくりきています。本採用のサウンドデザインは別途プロに頼むとしても、社内レビューやハッカソン発表の段階ではこれで十分なことが多いです。ファイル形式も扱いやすく、既存の編集フローにそのまま載せられました。
注意点としては、生成結果のバラつきがあるので、一発で決めずに2〜3本くらいは聴き比べた方がいいです。プロンプトが曖昧だと、イメージと違うジャンルが出ることもあります。「用途(デモ動画)」「尺」「ムード」の三点を最初に書いておくと、外れが減りました。それでも、フリー素材ライブラリを30分漁るよりは短時間で済みました。
次のハッカソンデモでも、同じやり方で仮BGMを用意するつもりです。音まわりで手が止まっていた人には、一度試す価値があると思います。