短い動画用ベッドやカバー試作で、毎回同じ失敗をしています。「もう少しだけ」でフル再生成 → ライブラリが似た曲で埋まる → どれがキーパーか忘れる。対策はツールの種類を増やすことではなく、探索と手術をチェックリストで分けることでした。
拠点は Doremi。以下は tips/checklist です。数値の宣伝ではなく、自分用の手順書を公開用に整えたものです。
受け入れ条件を先に一文で書く
- 「同じ歌詞でモデル差を聞きたい」→ 探索
- 「このテイクのブリッジだけ直したい」→ 手術
- 「案を出してからサビ差し替え」→ ハイブリッド(順番固定)
Google Research の MusicLM はテキスト条件付きの階層的生成を整理した代表例で、「フル生成」が一つの問題クラスであることを思い出させてくれます。対して局所編集は別クラス——ここをチェックリストの一行目にしています。
探索用チェックリスト(Canvas)
AI音楽キャンバス を開く前に全部 Yes にする:
- 歌詞/制約は固定済み(途中で変えない)
- テンプレを選んだ(マルチモデル、スタイル比較、EP など)
- ラン名 = ブリーフ + 日付
- キーパー上限を決めた(推奨 2〜3)
- 聴き方を決めた(冒頭 + サビのみ、など)
- 落ちたテイクのアーカイブ担当がいる(自分で可)
手術用チェックリスト(Tools)
キーパー確定後、AI音楽ツール の前に:
- キーパーID/ファイルが特定できている
- 直す範囲を一文で書いた(「ブリッジのみ」「尺+16小節」など)
- 使うオペを一つに決めた(Extend / Replace Section / Remix / Mashup / Stem / Lyrics Recognition)
- フル再生成しない理由をメモした
- オペ後の受け入れ再確認枠を取った
オペ早見
| 症状 | オペ |
|---|---|
| 尺が足りない/歌詞を足したい | Extend |
| 一部区間だけダメ | Replace Section |
| 同じDNAで新しい版 | Remix |
| 二曲を混ぜたい | Mashup |
| DAWやVO用に分離 | Stem Splitter |
| 文言と時刻が要る | Lyrics Recognition |
やってはいけないこと(短い禁止リスト)
- キーパー未定のままステム分割
- 歌詞未固定のままモデル比較
- 「なんか弱い」だけでフル再生成
- キーパー4本以上を同じランに残す
- 探索ログと手術ログを同じメモに混在
Magenta 系の クリエイティブMLツール の長い文脈も、探索とインタラクティブ制御を分けて考える助けになります。チェックリストはその現場版です。
1日の終わりに見る3行
- 今日のキーパーは何か(URL or ID)
- 探索と手術、どちらで時間を使ったか
- 明日最初に開く画面は Canvas か Tools か
これだけ残しておくと、週末明けに「似た曲が12本ある」状態を避けやすいです。改善案があれば、同じフォーマットで追記したいです。
