[Linux] システムログ設定_systemd-journald, /var/log/journal, /run/log/journal

systemd-journald

項目	内容
役割	systemd-journald は systemd 環境における ログの一元管理 を担うデーモン
ログの対象	- systemd によって起動されたプロセスの 標準出力 / 標準エラー出力 - syslog メッセージなども受信可能
ログの形式	バイナリ形式（テキストではない）で保存され、journalctl コマンドで閲覧
ファシリティ / プライオリティ対応	syslog と同様に、ファシリティ（送信元分類） や プライオリティ（重要度） に対応

ログの保存先と永続化の設定

保存先	特徴
/var/log/journal	- 永続ログ保存先 - 永続化には設定ファイルでの指定が必要
/run/log/journal	- 一時ログ保存先（デフォルト） - RAM上の tmpfs に配置され、再起動で消去される

永続化設定手順（再起動後もログを保持したい場合）

1. /var/log/journal ディレクトリを作成（root権限）

   sudo mkdir -p /var/log/journal
   sudo systemd-tmpfiles --create --prefix /var/log/journal
   

2. /etc/systemd/journald.conf を編集し、以下を設定：

   Storage=persistent
   

3. systemd-journald を再起動：

   sudo systemctl restart systemd-journald
   

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