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vibe-kanban クイックスタート:git worktreeでAIエージェントを並列実行

Last updated at Posted at 2025-12-14

TL;DR

Claude Code や Codex をターミナルやエディタで使っている人向けに、
git worktree ベースでエージェントを並列稼働できる vibe-kanban の導入とおすすめ設定をまとめました。

vibe kanbanって?

vibe-kanban は、git worktree を使って複数の AI コーディングエージェントをカンバン形式で並列実行できるツールです。

どんなものか知って欲しいので、スクショから貼っていきます。

CleanShot 2025-12-12 at 12.15.31.png

みんなよく知ってるカンバン方式で、エージェント(Claude Code, Codex)を動かすイメージです。
git worktree で動くので、競合せずガンガンエージェントを動かせます。

エディタの中の小さい画面で動かしてる人や、ターミナルでペインを切り刻んで動かしてる人は一度体験してみると良いかも。

実行方法

実行したあと、画面ポチポチでリポジトリ選択したらすぐ使い始められます。

# これでもいいけど
# npx vibe-kanban 

# ポート固定した方が扱いやすいです
PORT=60000 npx vibe-kanban

実際に使っている設定例

設定 > 一般 > Git

vk-xxxx っていうブランチにされるので気になる人はfeatとかにしておきましょう。僕は気になります。

CleanShot 2025-12-12 at 13.28.25.png

設定 > エージェント > コーディングエージェント設定

Claude Code と Codex を僕は併用しているのですが、画面からどっちも呼ぶことができます。

CleanShot 2025-12-12 at 12.26.47.png

プロンプトを追加できるので僕はこれを入れてます。色々カスタマイズできるんだなと思えたら使ってみたくなるかと思います。

CleanShot 2025-12-12 at 12.26.21.png

作業が完全に終了したら、マージ直前の確認タスクを実行してください。

- `mise run ci` を実行し、指摘事項があれば修正を反映してください
- プルリクエストテンプレートの項目に沿って、gh コマンドで PR の title と description を更新してください
- PR の description にある「品質チェック通過」欄では、実行ログをそのまま貼り付けず、要点をまとめたサマリーのみを記載してください

設定 > 一般 > プルリクエスト

プルリク作成ボタンがあるのですが、そちらにもカスタムプロンプトを入れることができます。ちょっと前まで、AIに内容を生成させる機能がなかったので使ってなかったのですが、便利そうですね。使っていきましょう。
CleanShot 2025-12-12 at 12.45.44.png

プロンプトは、とりあえずこれを入れてます。

作成された GitHub Pull Request の内容を確認し、gh コマンドを用いてタイトルと description を更新してください。

- 対象の Pull Request
  - PR 番号: #{pr_number}
  - URL: {pr_url}

- このブランチの変更内容を分析したうえで、以下を作成してください

1. タイトル
   - 変更内容を簡潔かつ具体的に要約してください

2. description
   - リポジトリに Pull Request テンプレートが存在する場合は、その構成・項目に従って記載してください
   - 以下の観点を含めて、分かりやすく記載してください
     - 何を変更したのか
     - なぜその変更が必要だったのか(タスクや背景に基づいて)
     - 実装上の重要なポイントや注意点

- `gh pr edit` を使用して、Pull Request を更新してください

設定 > 一般 > タグ

よく使うプロンプトはタグで登録しておくと便利です

登録画面
登録画面

プロンプトを書くときに、@conflict をかくとこんな感じでサジェストされます。便利。
CleanShot 2025-12-12 at 12.34.04.png

.envの扱い

結論:git worktree の仕様上、.env は自動では引き継がれません。

git worktreeという形をとるので、git管理してないファイルは触れません。
ですが、.envを使って欲しいときありますよね。

プロンプトで.envをコピーさせて持って来ることで一応対策できますが、諦めて端末でやるのも手です。

注意点

同僚から送られてきたのですが、油断すると公式に晒されるみたいです。見えるリポジトリで作業する時は注意してください。

CleanShot 2025-12-12 at 12.36.12.png

参考

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