IBM iのロードソースを含むディスク拡張がサポートされるようになりました。
こちらのリンクをご参照ください。
Dynamically increasing the size of a SAN LUN
https://www.ibm.com/support/pages/dynamically-increasing-size-san-lun
This can be utilized on all disks, including the the load source.
↑のように記載しています。
条件を整理しました。
IBM i側:
IBM i V7R3 TR7以降、V7R4 TR1以降、V7R5
ストレージ側：
Spectrum Virtualize based storage products(SVC,V7000など)、DS8900
Cloudサポートに問い合わせたところ、クラウドで提供するストレージはFlash Storage from IBM FS9000 series devices、V7000 SSD (no new VMs) (WDC04 only)で、ディスク拡張はサポートされます。
エビデンスは↓のリンクです。
Hardware specifications
https://cloud.ibm.com/docs/power-iaas?topic=power-iaas-about-virtual-server#hardware-specifications
早速、PowerVSのIBM i V7R5でロードソースを含むディスク拡張を試してみました。
以下が手順です。
1.該当区画の電源をシャットダウン
2.Cloudから拡張（例では150GBに拡張)
3.該当区画の電源をオン
4.STRSSTから拡張マクロGETDILSSTATUSを確認。
オペレーション:
Option 1. Start a service tool
Option 4. Display/Alter/Dump
Option 1. Display/Alter storage
Option 2. Licensed Internal Code (LIC) data
Option 14. Advanced analysis
Enter the following data:
1 GETDILSSTATUS
Press Enter
Leave the Options as [blank] and press enter
5.以下の画面が表示されています。
6.5.で'IPL needed to complete'と表示されているので、'PWRDWNSYS OPTION(*IMMED) RESTART(*YES)'で再起動
7.IPL後、STRSSTからもう一度GETDILSSTATUSを確認
8.WRKDSKSTSからUNIT 1が143GBになっていることを確認できます
参考:IBM iから認識されるタイプ2145(Storwize系の外部ストレージ)のストレージは実際のサイズ定義より若干少なく認識されます。
RedBook:IBM i and IBM Storwize Family A Practical Guide to Usage Scenarios
https://www.redbooks.ibm.com/redbooks/pdfs/sg248197.pdf
には以下の記述があります。
抜粋：2.5.11 Translation from 520-byte blocks to 512-byte blocks
Conversely, the usable capacity in IBM i is 8/9 of the allocated capacity in Storwize V7000.