みなさんGoogle Opalって知っていますか?
2025年7月にGoogle Labsから発表され、10月には日本でも利用可能となった新しいノーコードツール「Google Opal」が話題を集めているそうです。
筆者は9月になってから知りました...キャッチアップ速度を上げたい...
Opalを一言で説明するなら、「プログラミング知識が一切なくても、AIと会話する感覚でAIミニアプリを構築・共有できるツール」です。
これまで「こんなツールがあったら便利だな」と思っても、開発者に依頼するか、Difyやn8nのような多機能なツールを学習する必要がありました...
しかしOpalは、そのハードルを下げて、企画担当者やビジネスパーソン、クリエイターなど、コードを書かない人でもアイデアを即座に形にできるツールとして設計されています。
本記事では、Google Opalがどのようなサイトなのか、基本的な使い方、そして既存のツールと何が違うのかを詳しく解説します。
🚀 Opalの主な特長
OpalのUIを見るとどこかの「Note〇〇〇〇LM」に似ていると思います。

一旦触ってみようかな!
作成したアプリを使ってみる
学生エンジニアキャリアに関する記事タイトルを考えたいとする

こんな感じにGeminiが考えてくれたタイトルが出てきました**

このようにAIを使ったアプリをノーコードで作成することができます。
さらに、コンソールを視覚的に確認することができます!inputのkeywordやgamini-2.5-flashが呼び出され、utputが出ていますね。

触ってみての特徴以下の3点かなと思います。
1. 自然言語でのアプリ構築(バイブコーディング)
Opalの最大の特徴は、作りたいアプリのイメージを普段話す言葉で指示するだけで、Opalがその指示を理解し、アプリの土台となるワークフローを自動で組み立ててくれる点です。
例えば、「入力されたキーワードを元に、SEOに強く魅力的なブログタイトル案を5つ考えて」と指示するだけで、その機能を持つアプリが完成します。この開発スタイルは「バイブコーディング」とも呼ばれていますね。
2. 直感的なビジュアル編集
Opalは、指示(プロンプト)、AIモデルの呼び出し、Web検索などのツールを「ノード」と呼ばれるブロックとして視覚的に表示します。
- AIが自動で組んだ流れ(ワークフロー)が正しいか一目でわかる
- 「ここの指示を少し変えたい」といった微調整も、ブロックをクリックして編集するだけ
- もちろん、チャットで「やっぱりタイトルは10個にして」と追加指示するだけでもOK
3. Google AIモデルの活用と簡単な共有
OpalはGoogleの各種AIモデル(テキスト生成のGemini、画像生成のImagen、動画生成のVeoなど)をワークフローに組み込めます。
さらに、完成したアプリは画面右上の「Share」ボタンからURLを発行するだけで、Googleアカウントを持つ他のユーザーと簡単に共有できます。
🛠️ Google Opalの基本的な使い方:3ステップガイド
では、実際にOpalを使ってミニアプリを作成する流れを見ていきましょう。ここでは例として「Web上の最新情報を検索し、要約するリサーチアシスタント」を作ってみます。
ステップ1:公式サイトへアクセスし、作成開始
まず、Opalの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログイン。
ダッシュボードが表示されたら、画面左上にある「+ Create New」ボタンをクリックして、新しいアプリの作成画面を開きます。

ステップ2:作りたいアプリを「言葉」で指示する
画面下部に「Describe what you want to build(何を作りたいか記述してください)」というチャットボックスがあります。ここに、日本語で作りたいアプリの動作を具体的に入力します。

入力例:
「入力されたキーワードでWebを検索し、関連する最新ニュースを3つ見つけてください。それぞれのニュースの要点を箇条書きで日本語で要約して出力して。」
指示を送信すると、Opalが指示を解釈し、アプリの裏側で動くワークフロー(処理の流れ)を自動で生成します。
-
User Input(キーワードの入力欄) -
Generate(Web検索ツールを使い、Geminiで要約を実行する処理) -
Output(結果の表示)
...といったノードが自動で組み上がります。
ステップ3:試運転と対話形式での改善
画面右側には、今作ったアプリのプレビュー画面が表示されます。「Start」ボタンを押し、実際にキーワード(例:「生成AI 最新動向」)を入力して、意図した通りに動作するかを確認します。
もし期待と違った場合、ここからがOpalの真骨頂です。
画面下部のチャットボックスに、修正指示を再び自然言語で入力します。
- 「もっと要約を短くして」
- 「結果の最後に、参考にしたURLも必ず載せてください」
- 「ユーモラスな口調で要約して」
例えば「結果の最後に、参考にしたURLも必ず載せてください」と指示してみます。
このようにAIと対話しながら、アプリの性能をどんどん改善していくことができます。完成したら、特別な保存操作は不要で、ダッシュボードに自動で保存されます。

もちろん自分の手で途中のGeminiが動くワークフローの中身のプロンプトを修正することも可能です!
上部の「User Input」や「Generate」を選択してフローを手動で追加することもできます!
💰 料金と利用状況
料金プラン
2025年10月現在、Google OpalはGoogle Labsの実験的なツールという位置づけであり、全ての機能を完全無料で利用できます。
アプリの作成数やAIの処理回数にも現時点では制限はありません(将来的に有料プランが登場する可能性はあります)。
日本での利用
2025年10月7日より、日本を含む15カ国で提供が開始されており、日本からでもVPN接続なしで利用可能です。
ただし、注意点として、Opalの操作画面(UI)やAIからの出力は基本的に英語となります。日本語で指示(プロンプト)を出すことは問題なく可能ですが、出力結果を日本語にしたい場合は、ワークフローの最後に「生成した結果を日本語に翻訳してください」というステップを追加する工夫が必要です。
Google Opalは、AIアプリ開発を専門家でなくても使えるようになるツールです!
- プログラミング不要、会話でAIミニアプリを作れる。
- 無料で利用でき、Googleアカウントだけですぐに始められる。
- 日々の情報収集やコンテンツ作成のアイデア出しを高速でプロトタイプ化できる。
Difyやn8nのような複雑な業務自動化はまだできませんが、個人やチームレベルでの「ちょっとした面倒」を解決するツールとしては非常に強力です。
まずは無料で試せる今のうちに、あなたの「こうしたい」というアイデアをOpalに伝えて、自分だけのAIミニアプリを作ってみてはいかがでしょうか??








