容易に実装できるARKit
iOSのAR機能としてiOS11と同時にリリースされたARKit。
ゲーム開発エンジンであるUnityに対応しており、容易にグラフィカルな開発ができるようになっています。
サンプルを動かしてみよう!
Unity ARKit Pluginは執筆現在、Unityのアセットストアからダウンロードすることができるほか、Bitbucketからダウンロードすることもできます。
完成パッケージになっているため、インポートすることですぐにサンプルを動かすことができるようになっています。色々と試してみましょう!
この記事では導入部分に関しては省きます。
動かないサンプル
執筆時点で8種類のサンプルが内包されており、すぐに機能を確認することができるようになっていますが、
サンプルシーンの1つである空中に絵を描くことができる「UnityParticlePainter」をBuild Settingsから選択しビルドすると、Unity側ではビルドは通りますが、Xcode側で実機にビルドしようとするとエラーが発生します。
原因と解決
原因としてはUnityARKitPluginを動かすために必要なクラスのうちの1つ「UnityARCameraNearFar」が「UnityParticlePainter」のMain Cameraにないことです。
ということなので上図のようにヒエラルキーにあるCameraParent/Main Cameraに「UnityARCameraNearFar」をAdd componentしてあげましょう。
これでXcode側でのエラーがなくなり、実機で動作を確認することができるようになります。
