韓国のゲーム利用時間を制限する法律について
なんかの弾みで調べなおしたので書きためておきます。
(当面PCゲームのみ)
2011年に制定された当時
「シャットダウン制度(셧다운제)」
青少年がゲームに過剰没入することを防ぐためプレイ時間を制限する制度
強制的シャットダウンと選択的シャットダウン の2種類がある
- 強制的シャットダウン
16歳未満に適応
夜12時から朝の6時まではゲーム鯖接続禁止(ゲーム会社が強制的にコネクションを切る) - 選択的シャットダウン
18歳未満に適応
親垢が子垢をコントロールできる
親垢で子垢がゲームを利用できる時間帯を前もって設定しておけばその時間帯はゲームができる
違反した会社は2年以下の懲役、100万円以下の罰金
2014年法改正
「青少年ゲーム利用時間の保護者選択制度(청소년 게임이용시간 부모선택제)」
16歳未満に適応
夜12時から朝の6時までは一律強制シャットダウン
親(保護者)が 望む場合は例外としてシャットダウンを解除できる
違反した会社は2年以下の懲役、100万円以下の罰金だけど、まずは警告から
今も親が望む場合は解除できるってことは健在の模様。
CSがいちいち対応しないといけないし、親と子を結びつけたりと、
専用のシステム作るのが本当に面倒だったなぁ・・・(2011年当時)
だいたい、親の住民登録番号使ってアカウント作ってゲームしてる子が多数だからあまり効果はないみたいです。
2022年 廃止
追記 2022/11/28
参照: https://terms.naver.com/entry.naver?docId=1049156&cid=43667&categoryId=43667
要約:
青少年のオンラインゲーム中毒を防ぐため深夜のゲームの規制(青少年保護法 第26条)として、2011年11月に導入され施行された。
しかしゲームのシャットダウン制度は国内ゲーム産業を萎縮させる代表的な規制として数えられ、モバイルゲームがメインとなる環境では時代錯誤な規制であり青少年の自由権を侵害しているという批判があった。これに政府は2121年8月「ゲーム時間選択制」として青少年のゲーム時間の制限制度を一元化するとの方針を明らかにし、国会が11月にゲームシャットダウン制度の条項を削除し青少年保護法の改定案を議決させ該当制度を2022年の1月に廃止した。
背景:
シャットダウン制度は国内ゲーム産業を萎縮させており、実際に青少年のゲーム使用時間を抑制できていないと評価され廃止の声が挙げられていた。特に海外にサーバーを置いているゲームには適用されず、海外のオンラインゲームに利用者が集まり国内下0無産業の規模が縮小されたとの批判が多かった。ここにゲーム環境がPCからモバイル中心に移動し時代錯誤な規制という論争と青少年の自由権を侵害しているという批判が多かった。このようにゲームシャットダウン制度に対しての批判の世論が大きくなるにつれ女性家族部と文化体育観光部はゲームシャットダウン制度を父母選択制(父母が養成する場合、除外)として緩和する内容を含んだ青少年保護法の一部の改定案を2016年に国会に提出したが通過しなかった。
その後、2021年8月25日、女性家族部と文化体育観光部は、強制的なゲームシャットダウン制度を廃止し自律的な方式の「ゲーム時間選択制」を青少年のゲーム時間の制限制度を一元化するという内容の「シャットダウン制度廃止および青少年の健康なゲーム利用環境の醸成法案」として発表した。ゲーム時間選択制は満18歳未満の青少年本人または法的代理人の要請時、希望する時間帯にゲーム利用時間を設定できる制度だ。そして国会が2021年11月11日16歳未満の青少年に午前0-6時のインターネットゲーム提供を制限する規定を削除する内容を骨子にした「青少年保護法」改定案を議決し、ゲームシャットダウン制度が2022年1月1日から廃止された。
長い戦いでしたね
失ったものは大きい、、