本記事は、VR法人HIKKYのorganization下のQiita/Zenn両方に投稿しております。
はじめに
Vket Cloudには、HeliScriptというVket Cloud用のスクリプト言語を使って、ワールドに自分だけの複雑なギミックを作成することが出来ます!
この記事では、実際に動くサンプルコードを見ながら、様々な機能を体験しつつ初めてのHeliScriptを使ったアスレチックワールドを作れるようにすることを目的としています。
対象読者
- VketCloudSDKを実際に使ったことがある人
- 実際に使ったことがない人は【ワールドの作り方:準備編vol.1】アカウント設定をご参照ください
- 型、for文、if文、関数、クラスといったプログラミングの基礎は把握している人
使用バージョン
Windows 11
VketCloudSDK 12.3.4
どういったものを作るのか
今回のアスレチックワールドとして、プレイヤーが上に登っていくようなアスレチックを作ってみようと思います!
このアスレチックには、エリア全域にまたがるギミックとして、
- どんどんと上ってきて、プレイヤーが当たるとゲームオーバーになるマグマ
- ある程度のところまで進んだらそこからスタートするための中間ポイント
- ゲームオーバーとリトライ
それぞれのエリアごとのギミックとして
- 上下に反復して動く床
- 回転するポール
- 横に押し出されるブロック
- 振り子
を制作します。
完成したプロジェクト
ワールド
駆け上れ! 遺跡アスレチック!
リポジトリ
https://github.com/IwahanaFuku/VketCloud_RichAthletic
目次
- HeliScriptの基礎知識
- HeliScriptを扱う上での事前設定&Tips
- HeliScriptでアイテムをまっすぐ動かす【コピペで使えるサンプルコード付き】
- HeliScriptでアイテムを反復して動かす【コピペで使えるサンプルコード付き】
- HeliScriptで中間ポイント、ゲームオーバー、ゲームクリアを実装する【コピペで使えるサンプルコード付き】
- ワールドを一通り遊べるようにする
- HeliScriptでアイテムを回転させる【コピペで使えるサンプルコード付き】
- HeliScriptで振り子を動かす【コピペで使えるサンプルコード付き】
- HeliScriptでアイテムを揺らす【コピペで使えるサンプルコード付き】
- プレイヤーの名前とクリアタイムを表示できるようにする【コピペで使えるサンプルコード付き】
- 今まで作ったcomponentを使ってワールドを完成させる
次 : HeliScriptの基礎知識