皆さんこんにちは!!
Google I/O というイベントをご存知でしょうか?Google I/O は、Google が毎年開催している開発者向けの主要なカンファレンスです。このイベントでは、Android の次期バージョンや最先端の AI 技術(例えば Gemini)、その他 Google の最新技術や製品が発表されるため、非常に重要なイベントです。
Google I/O の本家イベントが開催された後、日本のコミュニティである Google Developer Groups (GDG) Tokyo が、Google I/O で発表された情報をより深く掘り下げるため、Google I/O Extended Tokyo を開催しています。

今年の Google I/O Extended Tokyo は 7 月 5 日、渋谷にある Google Japan 本社で開催されました。そこで私も、LT を発表するために参加しました。今回は、当日の様子を皆さんにお届けしたいと思います!
Google Japan 本社に到着すると、たくさんのドロイド君が出迎えてくれました。
当日の流れ

イベントの当日は両部屋で同時に、AI・Cloud TrackとWeb・Mobile Trackについての講演が行われました。講演によって、一部は Google Developer Expert(GDE)の方が発表してくれました。両トラック合わせて 10 以上のセッションは、どれも大変勉強になるものばかりでした。
当日は画像の通り、左側は Web と Mobile に関する講演の部屋になり、右の部屋は AI と Cloud に関する講演の部屋となります。
こちらは気になる
イベント当日、どのセッションも非常に魅力的で、本当は全てに参加したかったのですが、会場が分かれていたため叶いませんでした。ただし、その中には特に気になった講演がありまして、その講演はこちらの二つになります!
Material 3 Expressiveで変わるAndroid UI:ユーザー調査にもとづく感情と直感の新UIとは
こちらの講演には、UX デザイナーの安藤幸央さんが今年の Google I/O で発表された Material 3 Expressive の変更紹介や新しいコンポネートやアプリデザイン戦略などについて発表されました。
日々の開発で、Material Design の話はよく聞き、Material Design のコンポネートもよく使用しますが、Material Design について一体どんな設計概念やバージョンごとの変更があるのか、特にわかりませんでした。
例えば、Android のエコシステムに Material 3 Expressive を導入する一環として、三年かかった研究結果を活かして、Gmail アプリのボタンの配置や大きさなどの UI レイアウトを調整し、その結果ユーザーがアプリを使用する際に、今までよりも送信ボタンの存在に気づくのが 4 倍早くなりました。
いままでの Gmail アプリ | Material 3 Expressive 適用後のメールアプリ |
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これからの実装においては、アクセス解析ツールを活用しながらユーザーの行動を分析し、適宜適切な UI を調整することで、今回の発表で学んだ知識を活用できることを楽しみにしています。
Flutter/Dart の最新情報と AI Agent と一緒に開発する時代へ突入へ
こちらの講演には、Google Developer Expert(Android)の wasabeef さんが発表当時の Flutter・Dart の最新バージョン SDK(Flutter 3.32 / Dart 3.8)についての新しい変更、および AI Agent を利用し開発の際の注意点と使用するコツについて発表しました。
こちらの講演から、wasabeef さんはいくつの話題について紹介して下さりましたが、その中で私は特に気になるのは AI Agent の話でした。
普段、業務上の実装や個人の実装もよく AI Agent を利用し、活用しています。ただし、現時点は AI に細かいルールや方針などを与えることはまだ行っていませんでした。
そこで、私は wasabeef さんの講演から、サイバーエージェントの AI Agent の実例やルールを設定する必須性を理解しました。これからは、業務上の開発や個人の開発で AI に与えるルールを色々と試作し、自分自身またはチームに一番相応しい AI Agent の利用方法を探します。
例えば、wasabeef さんのチームの場合、プロジェクトやプロダクトのリポジトリに関するアーキテクチャ、ディレクトリ構造、コードスタイル、エラーハンドリングなどをドキュメント化し、それを AI エージェントがガイドラインとして利用できるようにしています。
それらのルールの作成および設定に関連し、チーム内で使用する AI エージェントが同一のルールや環境のもとでコード生成やその他の作業を行うことで、作業成果物の品質や統一性を確保することができます。
最後に
今回の Google I/O Extended Tokyo 2025 では、多くの講演を拝見し、様々な背景を持つエンジニアや講演者の方々とたくさんお話しすることができ、大変貴重な経験となりました。来年ももし Google I/O Extended Tokyo に参加する機会があれば、ぜひ参加したいと思います!
また、今回のイベントでは私も LT で登壇しましたので、別の機会にそのお話もさせていただければと思います。
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