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Amazon QuickSight で選択された期間の差分を計算する

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はじめに

Amazon QuickSight を利用する中で検索期間を絞り込んだ際に検索期間の差分を表示する必要があるケースを想定して手順を備忘録として残していきます。

手順

1. パラメータの作成

フィルターの開始日と終了日を格納するためのパラメータを2つ作成します。

  • 開始日用パラメータ(例:StartDate)
  • 終了日用パラメータ(例:EndDate)

Screenshot 2024-08-02 at 16.47.25.png

2. コントロールの追加

手順 1 で作成したパラメータをそれぞれコントロールに追加します。
今回は選択された期間の月の差分を取ろうと思うので、日付形式も一旦 YYYY/MM/DD の形式にしておきます。

Screenshot 2024-08-02 at 16.48.05.png

3. 日付フィルターの作成とパラメータの連携

データセットの日付フィールドに対してフィルターを作成します。
左上のフィルターマークをクリックして、フィルター追加をクリックします。
フィルターの対象に販売日を選択して、期間の条件として作成したパラメータを選択します。

Screenshot 2024-08-02 at 16.53.24.png

4. 計算フィールドの作成

選択された期間の月数を計算するための計算フィールドを作成します。

Screenshot 2024-08-02 at 16.59.53.png

今回は月数の差分を表示するため、以下のような関数を使用します

min(dateDiff(${StartDate}, ${EndDate}, "MM")+1)

この関数は、開始日と終了日の差を月単位で計算し、1を加えて選択期間の月数を正確に表します。

4. ビジュアルへの適用:

作成した計算フィールドをビジュアルに追加して、選択された期間の月数を表示します。

Screenshot 2024-08-02 at 17.04.00.png

注意点

ただし、この方法を利用する場合はデフォルトのフィルター機能で提供されるコントロールではなく、パラメータのコントロールでのみ期間を変更出来るようになるので注意です。

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