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フォームからGAS経由でGoogle Driveに画像を保存する方法(Chrome V8ランタイム対応)

Last updated at Posted at 2021-02-19

解決すること

フォームからGAS経由で画像をアップロードするとファイルが破損して開けないという状況を回避します。

(以下がその情報の記事)
https://qiita.com/TechnoKuRo/items/442d5d9ace73edcb4be7
https://auto-worker.com/blog/?p=865

やりたいこと

  1. 入力フォームから画像を選択
  2. JSで画像データをGASの関数に渡す
  3. GASの関数がGoogle Driveに保存する

実践

本記事では、フォームのコードについては割愛しています。
今回は画像を保存したいので、フォームではimage/*のみ許容するようにしました。
ちなみに私はVuetifyのFile inputコンポーネントを最近使用しました。

1. JS

入力フォームからは以下のような関数を呼ぶようにしておきます。

saveImage
function saveImage() {
    google.script.run.withSuccessHandler(
        (result) => {
            //resultにはGASの戻り値が入ります(今回の例だとtrue)
            //  Net state changed from IDLE to BUSY (処理中)
            //  Net state changed from BUSY to IDLE (完了)
            // とログが出力されますので、完了後に何かしたい場合は
            // ここにその処理を記載します。
        }
    ).saveGdrive(img);
};

2. GAS

JSから渡されたimgは、
data:image/png;base64,xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx...
というbase64にエンコードされたデータであることを前提としています。

頭の部分に画像の形式があり、xxxxx...の部分が実際の画像データのバッファが含まれています。
下記のソースでは、以下の手順を踏んでいます。

  1. 頭の部分のデータから、拡張子とMimeTypeを把握する。
  2. 把握後に頭の部分を取り除いて、画像のバッファデータだけにする。
  3. GASのUtilitiesサービスを使用して、一旦Decode、再度Blobに変換する。
  4. Google Driveに保存する。
saveGdrive
function saveGdrive(img) {
    // IDは、https://drive.google.com/drive/folders/{この部分}
    const GDRIVE_FOLDER_ID = "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX";
    const gdrive = DriveApp.getFolderById(GDRIVE_FOLDER_ID);
    const mimeType = {
        'bmp': MimeType.BMP,
        'gif': MimeType.GIF,
        'jpeg': MimeType.JPEG,
        'png': MimeType.PNG,
        'svg+xml': MimeType.SVG,
    };
    const extension = {
        'bmp': 'bmp',
        'gif': 'gif',
        'jpeg': 'jpg',
        'png': 'png',
        'svg+xml': 'svg',
    };
    const ext = img.slice(img.indexOf('/') + 1, img.indexOf(';')); // 拡張子
    const filename = "TEST" + '.' + extension[ext]; // ファイル名
    img = img.replace(/\S*,/, ''); // Buffer取得
    img = Utilities.base64Decode(img); // 一旦Decode
    img = Utilities.newBlob(img, mimeType[ext], filename); // Blobに変換
    gdrive.createFile(img); // Google Driveに保存

    return true;
}

これで無事画像がGoogle Driveに保存されます。

さいごに

今回紹介したコードには、細かなエラー処理を含んでおりませんので、
参考にする際はお気をつけ下さい。

Apps Scriptは2020~2021の境目あたりにエディタが使いやすくなったので、
決してChrome V8ランタイムはオフにせず、
素敵なコーディングライフ(?)を送りましょう!

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