はじめに
Processingを触る機会があったのですが普段VScode
やCursor
を使っている人間にとってはアプリのエディタが使いづら過ぎたのでVScode上で実行する方法を探すことに、先駆者様の記事は幾つかあるものの、その通りやっても上手くいかねぇことが多かったので自分の導入方法をネットの海に垂れ流しときます。
1. Proccesingのバージョンに気を付けてインストール
2025/04現在の最新バージョンはVer.4.4.1なのですがインストールフォルダを見るとprocessing-java.exe
がありません。先駆者様の記事によりますとprocessing-java.exe
が存在する最新バージョンはProcessing 4.3.4
らしいので以下のURLからDLしましょう。
2. VSCodeのビルド設定
2.1 フォルダ構成
以下に.pde
ファイルを保存するフォルダをProcessing
として最終的なフォルダ構成を以下に示します。
Processing/
├── .vscode/
│ └── tasks.json # VSCode/Cursor用のタスク設定
│
└── sketch_YYMMDD[a-z]/ # 日付ベースのスケッチフォルダ(代表例)
└── sketch_YYMMDD[a-z].pde # スケッチファイル
ありがとうChatGPT
Processingのデフォルト構成のままなので変更の必要はありませんが、スケッチファイルとそのフォルダの名前は一緒にしておいてください。
2.2 ビルド設定
task.json
に以下のようなコードを記述してください。
processing-java.exe
のパスは各自のものをいれてください。
{
"version": "2.0.0",
"presentation": {
"reveal": "always",
"panel": "new"
},
"tasks": [
{
"label": "Run Processing Sketch",
"command": "ここにprocessing-java.exeのパスをいれる",
"type": "process",
"args": [
"--force",
"--sketch=${fileDirname}",
"--run"
],
"problemMatcher": [],
"group": {
"kind": "build",
"isDefault": true
},
"options": {
"cwd": "${fileDirname}"
}
}
]
}
このコードは先駆者様のコードをもとに作成しましたがoptions
とかを追加しています。
これで設定は完了です。
3. 実行してみる
実行したい任意のファイルまで移動しctrl + shift + p
を押してコマンドパレットを開きましょう。
次にTasks: Run Task
を選択した後、Run Processing Sketch
タスクを選択することでProcessingが実行できます。
参考文献
おまけ
VScode上でもスケッチフォルダをつくる為のスクリプト
# 現在の日付を取得してフォルダ名を生成
$date = Get-Date -Format "yyMMdd"
$baseName = "sketch_$date"
$suffix = "a"
$folderName = "$baseName$suffix"
# 既存のフォルダを確認して適切な接尾辞を決定
while (Test-Path $folderName) {
$suffix = [char](([int][char]$suffix) + 1)
$folderName = "$baseName$suffix"
}
# フォルダを作成
New-Item -ItemType Directory -Path $folderName
# .pdeファイルを作成
$pdeContent = @"
// スケッチ $folderName
// 作成日: $(Get-Date -Format "yyyy/MM/dd")
void setup() {
size(800, 600);
}
void draw() {
background(255);
}
"@
# .pdeファイルを保存
$pdeContent | Out-File -FilePath "$folderName/$folderName.pde" -Encoding UTF8
Write-Host "スケッチフォルダとファイルを作成しました: $folderName"