本記事について
プログラミング言語Processing4をVSCode上で利用することを目指します。
Githubにファイルの内容を公開していますのでご参考になれば幸いです。
1. Processingのインストール
次のページでProcessingをダウンロードして,zipファイルを解凍します。processing-4.x > processing.exeを実行することで,Processingの利用ができます。
Download Processing / Processing.org
2. VSCodeのインストール
Processingのみでも開発をすることは可能ですが、作業効率を上げるためにVSCodeを利用します。次のページでVSCodeをインストールします。
3. VSCodeのビルド設定
(1) ディレクトリの構成
次のようなディレクトリを構成してください。sketchフォルダとsketch.pdeは任意の名前で変更が可能ですが,「sketch」の箇所は同じである必要があります。
- sketch
- sketch.pde
- .vscode
- tasks.json
(2) tasks.jsonの編集
.vscodeファイルにあるtasks.jsonの内容は次の通りです。tasks > command の値は processing-java.exe のパスを示します。この実行ファイルは1節の processing.exe と同じディレクトリにあります(2023/10/07時点)。
{
"version": "2.0.0",
"presentation": {
"reveal": "always",
"panel": "new"
},
"tasks": [
{
"label": "Run",
"command": "環境に応じて要変更\\processing-java.exe",
"type": "process",
"args": ["--force", "--sketch=${fileDirname}", "--run"],
"problemMatcher": [],
"group": {
"kind": "build",
"isDefault": true
}
}
]
}
4. VSCodeの拡張機能
作業効率を上げるために、VSCodeで次の拡張機能を導入します。
-
Processing Language
- コードの色覚的提示
- コード保管
- プログラムの実行 [Ctrl] + [Shift] + B
-
Processing Formatter
コードの整形OS ショートカット Windows Shift + Alt + F Mac Shift + Option + F Linux Ctrl + Shift + I
5. Processingスケッチの動作確認
sketch.pdeを作成して,実際にVSCode上で動作するかを確認します。サンプルコードを示します。[Ctrl] + [Shift] + Bを押すことで,スケッチが実行されます。実行に失敗する場合はコードのタイプミスや第3節の設定を再確認してください。
void setup() {
size(200, 200);
}
void draw() {
ellipse(100, 100, 50, 50);
}