GitHubプロフィールを設定しよう - 技術者のための完全ガイド
GitHubのプロフィールは、あなたという技術者を世界に伝える重要な場所です。単なる自己紹介の枠を超えて、スキル、プロジェクト、コミットメント履歴を通じてあなたの技術力を可視化できます。このガイドでは、プロフィールの基本設定からプロフィールREADMEの作成まで、実践的な手順を詳しく解説します。
1. プロフィールの重要性
GitHubのプロフィールページは、以下の3つの目的を果たします。
- 興味とスキルの共有 - 得意な技術スタックや関心領域を明確に示せます
- プロジェクトと貢献の可視化 - 実際のコード貢献やOSS活動を具体的に見せられます
- アイデンティティの表現 - 技術者としてのあなたらしさをコミュニティに伝えられます
2. 前提条件
このガイドを始める前に、GitHubアカウントを作成しておく必要があります。
3. プロフィール画像と自己紹介の追加
3.1 プロフィール画像の設定
プロフィール画像は、GitHub上でのあなたの視覚的な識別子になります。設定手順は以下の通りです。
- 画面右上のプロフィールアバターをクリックし、ドロップダウンメニューから「Settings」を選択します
- 「Profile Picture」セクションで編集ボタン(鉛筆アイコン)をクリックします
- 「Upload a photo...」を選択します
- 画像ファイルを選択してアップロードします
- 表示範囲をトリミングします
- 「Set new profile picture」をクリックして確定します
3.2 自己紹介(Bio)の追加
- プロフィールページで、プロフィール画像の下にある「Edit profile」をクリックします
- 「Bio」欄に、1〜2文程度の簡潔な自己紹介を記入します(例:何者で、何をしているか)
注意: Bioは簡潔に保ちましょう。より詳細な説明は、次のセクションで作成するプロフィールREADMEに記載します。
- 絵文字を追加したい場合は、Emoji cheat sheetからコピー&ペーストできます
- オプションで、代名詞、勤務先、所在地とタイムゾーン、個人ウェブサイトやソーシャルアカウントへのリンクを追加できます。代名詞はサインイン済みユーザーにのみ表示されます
- 「Save」をクリックして保存します
4. プロフィールREADMEの作成
ここからが本格的なカスタマイズです。プロフィールREADMEは、あなたのプロフィールページに直接表示される特別なリポジトリとREADMEファイルです。
プロフィールREADMEには、興味、スキル、経歴などの情報を含めることができ、他の技術者に自己紹介し、成果をアピールする絶好の機会となります。
READMEファイルはMarkdown記法(.md拡張子に注目)で記述します。Markdownは、プレーンテキストをフォーマットするシンプルな方法です。
4.1 ステップ1: プロフィールREADME用の新規リポジトリを作成
- 画面右上の「+」アイコンを選択し、「New repository」をクリックします
- 「Repository name」に、GitHubユーザー名と完全に一致する名前を入力します
- 例:ユーザー名が「yamada_taro」なら、リポジトリ名も「yamada_taro」にする必要があります
- オプションとして、「Description」フィールドにリポジトリの説明を入力できます(例:「個人用リポジトリ」)
- 「Public」を選択します
- 「Add README」を「On」に切り替えます
- 「Create repository」をクリックします
4.2 ステップ2: README.mdファイルを編集
- プロフィールREADME横の鉛筆アイコン(編集ボタン)をクリックします
- 「Edit」ビューで、あらかじめ用意されたテンプレートテキストが表示されます
- 1行目の
### Hi thereを削除して、# About meと入力します- Markdown記法では、
###は小さな(第3レベル)見出し、##は第2レベルの見出し、#は第1レベル(最大)の見出しをレンダリングします
- Markdown記法では、
- 「Preview」タブに切り替えて、プレーンテキストがどのようにレンダリングされるか確認します。新しいテキストが大きな見出しとして表示されるはずです
- 「Edit」ビューに戻ります
- 3行目と16行目を削除します
- このHTML記法(
<!--など)は、「Preview」表示時に他の行を非表示にしています
- このHTML記法(
- 8〜15行目のプロンプトのいくつかを完成させ、不要な行は削除します(例:興味、スキル、趣味、面白い事実など)
- 「Preview」タブに切り替えます。完成したプロンプトが箇条書きリストとしてレンダリングされているはずです
- 「Edit」に戻り、プロフィールに表示したくない他のテキスト行を削除します
- プロフィールREADMEのカスタマイズと編集を続けます
- Emoji cheat sheetを使用して絵文字を追加できます
- Markdown cheat sheetを使用して、追加のMarkdownフォーマットを試すことができます
4.3 ステップ3: 変更をプロフィールに公開
- 「Preview」でプロフィールREADMEの見た目に満足したら、公開の準備は完了です。「Commit changes...」をクリックします
- 開いたダイアログボックスで、再度「Commit changes」をクリックします
- プロフィールページに戻ります。新しいプロフィールREADMEがプロフィールに表示されているのが確認できます