はじめに
私は今年度にエンジニアとして新卒で入社し、部署に配属されてから約一ヶ月ほどたちました。現時点での仕事は主にAPIの設計や実装をしていますが、趣味でやる開発での取り組み方とは明らかに違うことがわかりました。
今回は実際にこのような設計や実装の仕事をして気づいたことや今後も意識していこうと思ったことをまとめます。
1. ドキュメントを参照すること
技術系の記事やChatGPT,Gemini,CopilotなどのLLMを用いたサービスなどを参照することは仕事の効率上良いアプローチだといえますが、たまに間違った情報を伝えられることがありました。特にLLMを用いたサービスには注意が必要で、参照元をしっかり確認するべきだと思いました。また、間違っているのも問題ですが、推奨されていない方法だったり、プロジェクトに合っていない解決方法を伝えられるケースもあります。この場合は表面上エラーがなくても、その解決方法の詳細をドキュメントで調べることが必要だと感じました。
2. 曖昧なコーディングをしない
最近だとCopilotなどによるコード補完やエージェント機能を使うことが多いですが、たまによくわからないコードを出力することがあります。このような場合は出力された実装の妥当性はもちろん、実装方法がプロジェクトに合っているものか、他の方法よりもどのような点で優れているかをしっかり把握しておくことが重要だと感じました。
3. 先輩エンジニアに聞く
わからないことは早めに聞くべきだと分かっていても、つい一人で抱え込んでしまう事が多くありました。上司やチームの方々からは「すぐに聞いていい」と言われており、実際に質問しづらい雰囲気ではありませんでしたが、「少し調べれば分かることを聞くのは良くないのでは」という気持ちがあり、あまり頻繁に聞くということができていませんでした。
上司やメンターの方にその事を話したら、以下のようなことを仰っていました。
- 新人の進捗度合いは度々チェックしたいから、こちら側としても頻繁に聞いてもらえるのはありがたい
- 人それぞれで知ってること知らないことが分かれてたりするので、新人でなくても気にせず相談したほうが時間効率が良い
- 自分が悩む時間と相手が答えるのにかかる時間を天秤にかけて判断する
特に2つ目と3つ目に関してはとても参考になりました。学生時代はあまり時間効率などを気にしたことがなかったので、そういったタイムマネジメントの観点から物事を考えるのは新鮮でした。
4. ベストプラクティス的なものは早めに聞いてしまう
主に設計時によく直面した問題ですが、「どの方法が一般的なのか」や「どのような構成がベストなのか」というようなベストプラクティス的なことは早めに経験豊富なエンジニアに聞いてしまうのが良いと感じました。他の質問よりもおそらく相談先に負担をかけないと思いますし、自分がどれだけ調べても「結局どれがいいの?」なんて状況になることが多いからです。
最後に
以上、自分がこの1ヶ月の間で気づいたことや意識すべきだと感じたことです。他にもありますが、今後は特にこの4つを意識しながら業務ができれば良いなと考えています。
今回はこのような記事でしたが、次回からは業務で得た技術的な知見を発信できたら良いなと思っています。