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【Android開発】Cursor vs Android Studio Gemini 個人的見解!Gemini3 登場でAIアシスタントはどう使い分けるべき?

Last updated at Posted at 2025-11-21

はじめに

はじめまして!@HirokiLucky24です!この記事はいろいろやってみる Advent Calendar 2025の 2 日目の記事です。今回はひとりアドカレを初めてやってます!自分の興味があることをとにかくいろいろやってみる記事を書いています

先日、Gemini 3.0 が発表され、Android Studio上のGeminiも進化を続けています。
今回は、Android Studioに搭載された Gemini in Android Studio の無料枠を実際に使ってみた感触を踏まえ、Cursor で Gemini を使うより良いのかなど、Android 開発において現時点での私が思う最適解を考察してみます。

Android開発ってどうやってますか?

皆さんは Android 開発を行う上で、どのような Cursor や ClaudeCode などの IDE や AI モデルを使っていますか?
私は Android エンジニアとして日々活動しており、いつもは Cursor の AI Agent にタスクを手伝ってもらいつつ、ビルドや実行確認は Android Studio で行うスタイルをとっています。
以前は copilot や windsorf を使っていましたが、バグが多かったりで結局 Cursor が強いと感じています

結論:まだ「開発はCursor、タブ補完はAndroid Studioに入れておく」が良さそう

先に結論を言ってしまうと、「Agent機能や実装のメインはCursorで行い、Android Studio側には補完機能としてGeminiを入れる」 というスタイルが、現時点では最もバランスが良いと感じました。

理想と現実:Android Studioだけで完結させたいけれど...

理想のワークフロー

正直に言って、CursorとAndroid Studioの両方を開きつつ、ウィンドウを行ったり来たりするのは面倒です。
理想を言えば、「Android Studioだけで全てが完結する」 させたいです。

現実の壁

しかし、現実はそう甘くありません。

  • 最新・最強モデルの利用: Cursorでは Claude 4.5 SonnetGPT-5.1、さらには最新の Gemini 3.0 、レスポンス速度最強の composer1 など、その時々で「最強」とされるモデルを自由に選べます。
  • Context Windowの差:
    また、ContextWindow の差が顕著でしょう。
    (Context Windowとは、AIが一度に記憶・処理できる情報量のこと。これが広いほど、多くのファイルを同時に読み込んで考慮させることができます)

Cursor の 200K 以上の ContextWindow でも使い切ってしまうことが多発してしまうので 100K の AndroidStudio での Token ではすぐに使い切ってしまいます

  • Cursor: 200k (Claude) / 272k (GPT) 以上の広大なコンテキストを持ち、プロジェクト全体のファイルを読み込ませて考慮させることができます。
  • Android Studio (Gemini): 現状では100k程度とコンテキストウィンドウが比較的小さく、大規模なプロジェクト全体を見通した修正には弱さがあります。

Cursor の弱み

一方で、Cursorにも明確な弱点があります。

  • Unresolved Reference: Android SDK やライブラリのパス解決が完璧ではなく、Android Studio ではエラーが出ていないのに、Cursor 上では赤線(Unresolved Error)だらけになることがよくあります。これが致命的であり Agent モードでしか Cursor が使えない理由です

  • 結局は自分がコーディングをする場合は AndroidStudio で行うため、補完機能だけはほしいと思っています

実際のワークフロー提案

これらを踏まえた、現時点での私のおすすめ開発スタイルは以下の通りです。

Step 1: 設計・ガッツリ実装 (Cursor)

「機能の8割を作る」フェーズ

  • Context Window の広さと Composer 機能を活かし、一気にコードを書き上げます。
  • モデルには、今回登場した Gemimi3 Pro を選択するのがおすすめです。

Step 2: ビルド・微修正・デバッグ (Android Studio)

「仕上げと動作確認」フェーズ

  • Cursor で書いたコードを Android Studio で開き、ビルドを通します。
  • 自分で書く場合は、Gemini の補完機能 が活躍します。

おわりに

「Cursorで作り、Android Studioで整える」

Gemini 3.0 Pro などの登場で Android Studio 側の AI 性能も飛躍的に向上していますが、Context Window の制限や複数ファイル編集の UX(Composerのような体験)において、まだ Cursor で Gemini3.0 を使ったほうが良いと感じています

しかし、Android Studio の Gemini は 無料 で使える範囲が広く、導入コストもゼロです。また MCP や ルールなどを書くなど基本的なことは揃っている印象です!
普段は Cursor 使いの方も、Android Studio 側の Gemini を ON にしておくだけで、ふとした瞬間の微修正や補完が驚くほど楽になります。

まだ完璧な「一つのIDEで完結」は難しいですが、現時点ではまだこの「分業スタイル」が最も実用的だと感じています。
皆さんも、Cursor で Agent 機能を活用しつつ、Android Studio 側には補完機能として Gemini を入れておく、という組み合わせを試してみてはいかがでしょうか。


皆さんはどのような開発スタイルで Android 開発を行っていますか?
また、AI モデルや 効率的な Android 開発などについて、コメントしていただけると嬉しいです!

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