この記事でわかること
- Turbonomic 8.19.4のNutanix Prism対応の概要
- Nutanix環境への展開方法(簡潔版)
- 設定時の重要な注意点とポイント
Nutanix Prism対応とは
Turbonomic 8.19.4(2026年4月リリース)で、Nutanix Prism環境へのTurbonomic展開が可能になりました。
これまでTurbonomicのオンプレミス展開は主にVMware vSphere環境で行われていましたが、今回のアップデートにより、VMware vSphereの展開に使用されるのと同じOVAイメージを使用して、Nutanix Prismへのインストールができるようになりました。
👉参考:OVAイメージを使用して、 Nutanix Prismに Turbonomic をインストールする
何ができるか
- Nutanix環境でTurbonomicの最適化機能を利用可能
- VMwareと同じOVAイメージで展開できる
- VMwareからNutanixへの移行時もTurbonomicを継続利用可能
設定方法
Nutanix PrismへのTurbonomic展開は、以下の流れで行います:
-
OVAイメージのダウンロード:Turbonomicから提供されるOVAイメージ(
turbonomic_t8c-{version}-{timestamp}.ova)を入手 - Nutanix Prismへのアップロード:Prismの管理画面から「ダッシュボード」>「Compute」>「OVAs」に移動し、OVAイメージをアップロード(VMDK形式に自動変換されます)
- VMとしてデプロイ:アップロードしたOVAイメージを選択し、「VMとしてデプロイ」を実行。CPU 12コア、メモリ168GB(デフォルト)、ストレージ1.80TB以上を設定
-
初期設定:VM起動後、デフォルト認証情報(ユーザー名:
turbo、パスワード:vmturbo)でログインし、パスワード変更と固定IPアドレスを設定(sudo /opt/local/bin/ipsetupスクリプトを実行) -
コンポーネントのデプロイ:
/opt/local/bin/t8cInstall.shスクリプトを実行してTurbonomicコンポーネントをデプロイ(完了まで最大30分) - Nutanixターゲットの追加:TurbonomicのUIから「Target Configuration」でNutanixターゲットを追加し、Prismの接続情報を入力
詳細な手順は、公式ドキュメントを参照してください。
考慮、注意点
リソース要件
| 項目 | 最小要件 | 備考 |
|---|---|---|
| CPU | 12 vCPUs | - |
| メモリ | 168GB | ワークロード10,000件以下の場合は96GB |
| ストレージ | 1.80TB以上 | シンまたはシックプロビジョニング |
| パーティション /var | 340GB以上 | 必須 |
| ホストマシンCPU | SSE4.2命令セット対応 | Intel:2008年11月以降、AMD:2011年10月以降 |
注意点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 固定IPアドレス | デプロイ後の変更は推奨されません。初期設定時に必ず設定してください |
| ネットワーク | IBM Container Registry(https://*.icr.io)へのアクセスが必要です |
| パスワード管理 |
rootとturboアカウントのパスワードを変更し、安全に保管してください |
| マスターキー保存 |
kubectl get secret master-key-secret -o yamlで取得し、安全にバックアップをしてください |
トラブルシューティング
| 問題 | 対処方法 |
|---|---|
| OVAアップロード失敗 | アップロードには数分かかります。アップロードが完了すると、アップロードが完了すると、 Nutanix Prism が画像を VMDK 形式に変換します。 |
| VMが起動しない | リソース要件を確認。ブート構成が「レガシーBIOS」になっているか確認してください。 |
| コンポーネントが起動しない | Turbonomic オンラインでのアップグレードおよびインストール用のイメージは、 IBM および Container Registryicr.io から取得されます。https://*.icr.ioへのアクセス確認してください。 |
| 接続エラー | Nutanix Prismの認証情報、ネットワーク接続、ファイアウォール設定の確認がおすすめです。 |
まとめ
今回のリリースで、マルチハイパーバイザーでTurbonomicをご利用いただけるようになり、マルチハイパーバイザー環境での一貫した最適化が可能になりました。
NutanixへTurbonomicを展開される場合は、VMwareと同じOVAイメージを使用して、固定IPアドレスの設定、リソース要件の確認、マスターキーの保存など、重要な注意点を押さえて展開なさってください。