はじめに
こちらのHelmについての動画をまとめたものになります。
Kubernetes でアプリをデプロイする時、YAML が大量に必要になって大変…
そんな悩みを解決してくれるのが Helm(ヘルム) です。
この記事では、Helm の基本概念を、YouTube の初心者向け動画の内容を参考に、わかりやすく整理しています。
1. Helm とは?
Helm は Kubernetes のパッケージマネージャー です。
例えると:
- Linux の
apt/yum - Node.js の
npm - Python の
pip
と同じ立ち位置で、
Kubernetes 用のアプリ(パッケージ)をインストール・アップデート・削除するツール。
動画でも “Kubernetes のアプリ管理を劇的に楽にする” と強調されていました。
2. Helm の構成要素(3つだけ覚えればOK)
Helm は大きく次の 3 つで構成されています。
① Chart(チャート)

アプリを構成する Kubernetes マニフェストのテンプレート集。
例:Deployment、Service、ConfigMap、Ingress…
→ これらを 1 つのフォルダにまとめて「アプリ」として扱う。
フォルダ構成:
mychart/
Chart.yaml ← Chart のメタデータ
values.yaml ← デフォルト設定
templates/ ← Kubernetes YAML のテンプレ
charts/ ← 依存チャート
② Values(設定ファイル)
Chart に渡す設定値。
例:
replicaCount: 3
image: nginx:latest
service:
type: LoadBalancer
values.yamlか引数で設定できる。
③ Release(リリース)
Chart + Values が適用された 実際のデプロイ結果。
Helm はこれを履歴管理します。
- インストール
- アップデート
- ロールバック
3. Helmリポジトリの追加とアプリケーションのインストール
HelmのChartは Helmリポジトリ と呼ばれる場所に保存されています。
まず、利用するChartのリポジトリをHelmに登録します。
helm repo add open-telemetry https://open-telemetry.github.io/opentelemetry-helm-charts
helm repo update
これにより、HelmはOpenTelemetryのChartを取得できるようになります。
次に、helm install コマンドを使用してアプリケーションをKubernetesクラスタへデプロイします。
helm install my-otel-demo open-telemetry/opentelemetry-demo
このコマンドを実行すると、HelmはChart内のテンプレートからKubernetesのYAMLを生成し、必要なリソース(Pod、Serviceなど)をクラスタに作成します。また、インストール内容は Release として管理されるため、後から更新や削除を簡単に行うことができます。
まとめ(初心者向けポイントだけ凝縮)
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Helm とは? | Kubernetes のパッケージマネージャー |
| Chart | アプリのテンプレート |
| Values | 設定値(環境ごとに変更可能) |
| Release | デプロイ結果の履歴 |
| よく使うコマンド |
helm install, helm upgrade, helm rollback
|
| Helm のメリット | YAML の山を 1 コマンドで管理できる |

