Community EditionがOSS(AGPL-3.0 license)なノーコード・ローコード開発ツール Pleasanter®(プリザンター)1
セルフホスト環境で、ユーザースクリプト・サーバースクリプト・API を駆使して自由にカスタマイズできるのは素晴らしい。
でも……もっとノーコードで、手軽にいろいろ活用したい!
ということで、
Community EditionがOSS(MIT license)なノーコード・ローコード自動化ツール Activepieces
を使ってサービス間の連係をしてみました2。
n8n.ioは株式会社インプリム@implem-noroさんの記事があります
n8n.ioでプリザンターのノードを自作してAPI連携してみた!
Activepiecesのススメ
なぜトレンドのDifyやn8nではなく、ActivePiecesなのか?
エンジニアフレンドリー
Activepiecesではサービスとのコネクタを「Piece(ピース)」 3と呼びます。
Piece の開発は非常に手軽です。
公式リポジトリには開発用コンテナが用意されていて、fork して GitHub Codespaces を起動するだけで、ホットデプロイ環境が整います。
基本的なコネクタ開発の公式チュートリアルもn8nやDifyと比べて圧倒的に短くコンパクト(もちろん機能面のトレードオフはありますが)
コネクタ作成は小さなスクリプトを書く感覚で進められ、開発環境を整える手間もほぼ不要です。
そもそもが腰を据えて開発するものでもないので手軽に越したことはない(持論)
この参入障壁の低さが、コミュニティ活性化とエコシステム拡大につながる......といいな![]()
コネクタがないと非エンジニアが
「はい!ノーコード・ローコードで連携できますよ」(ニコニコ)
「わかりました 導入します」
「なめてんじゃねぇぞ!こら!コード書かないでAPI連携してぇだと?できる
わけねぇだろうが!」(グシャ)「ぐぇっ」
ってなります
非エンジニアフレンドリー
少しニッチなケースですが、開発者としてPieceを公開したいものの、
- 非公式である
- 対象サービスの利用者が少ない
といった理由から、公式リポジトリへのマージをためらうことがあるかもしれません。
そのような場合でもPieceをNPMに公開すれば、Activepieces環境にインストールして利用できます。
ここで言うActivepieces環境というのはセルフホストだけでなくSaaSもです(今回はFree Planを使っています)。
n8nでもNPMからコネクタをインストールできますが、セルフホスト環境に限られます。(DifyはSaaSでもGithubからインストールできそう)
Installing from npm only available on self-hosted instances
Unverified community nodes aren't available on n8n cloud and require self-hosting n8n.
Install and manage community nodes
これは当然の制限で、SaaS ではサーバー側でどのような通信が行われているか把握できないため、セキュリティリスクがあります。
野良コネクタの利用は、作成元やコードを確認し、自己責任で行ってください。
SaaSで使えないと非エンジニアが
「はい!コードを書けなくても連携できますよ」(ニコニコ)
「わかりました 導入します」
「なめてんじゃねぇぞ!こら!セルフホストしないでカスタマイズしてぇだと?できる
わけねぇだろうが!」(グシャ)「ぐぇっ」
ってなります
NPMからPieceをインストールして使ってみる
Pleasanter用の非公式Pieceを使ってみましょう。
作り方は公式マニュアル見れば簡単なので割愛
※途中なのでGithubは開発ブランチ内
環境は全てSaaS
- Activepieces Free Plan
- Pleasanter.net フリープラン
- 適当なサイトとAPIキーを作っておく開発者向け機能:API:APIキーの作成
- 今回はレコード作成をやってみるのでサイトIDを控えておく
Activepiecesをセルフホストする場合npmjsからインストールをできなくする環境変数があるため注意(デフォルトなら問題ありません)
-
AP_EXECUTION_MODEactivepieces: Workers & Sandboxing -
AP_PIECES_SOURCEactivepieces: Environment Variables
Pieceをnpmjsからインストールする
Activepiecesにログインして
-
右上の「ピースをインストール」をクリックして
ピース名:@hijiriishi/piece-ple- npmパッケージ名
ピースバージョン:0.0.6- npmパッケージのバージョン(最新版でいいです)
「インストール」

-
左のメニューの「Exit Platform Admin」でメインの画面に戻れます
これだけです。
公式ドキュメントの所在が不明だし見つけるのに苦労した
ピースバージョンを入れずにインストールすると、直後に成功したかのようなメッセージが出ますがインストールできていません。
ピースバージョンは必ず入れてください。
インストールしたPieceを使う
-
1.Select Triggerというのが起動条件です。スケジュールやWebHookを指定できます
無視して「+」をクリック

-
右の「接続 - +新しい接続」からPleasanterのベースURLとAPIキーを入力して「保存」
ベースURL:http(s)://{serverhost}/api
APIキー:APIキー

UseCase - 脆弱性対策情報をPleasnterに登録する
要件
- 毎週初に製品の脆弱性対策情報を確認してPleasanterに登録する
- 脆弱性対策情報は脆弱性対策情報データベース JVN iPediaからMyJVN APIを用いて取得する
- 製品はCPEという識別子で管理されている
今回はnginx(cpe:/a:f5:nginx)を対象とする
事前準備
MyJVN APIのPieceをインストール
※途中なのでGithubは開発ブランチ内
ピース名 @hijiriishi/piece-myjvn
ピースバージョン 0.0.3 (最新版でいいです)
フロー作成
1. トリガー
Utility -> Schedule -> EveryWeek で月曜朝8時起動設定

2. 脆弱性対策情報取得
Apps -> MyJVN -> 脆弱性対策概要情報一覧の取得 を追加

以下デフォルトから変えます。
| 項目 | 設定値 | 備考 |
|---|---|---|
| エントリ取得件数 | 3 | テストのため |
| CPE製品名 | cpe:/a:f5:nginx | nginxのCPE製品名 |
| 発見日の範囲指定 | 範囲指定なし | 運用は過去1週間にしますがテストのため |
| 更新日の範囲指定 | 範囲指定なし | 運用は過去1週間にしますがテストのため |
| 発行日の範囲指定 | 範囲指定なし | 運用は過去1週間にしますがテストのため |
「ステップを生成」するとJSONが取得できます。
これをサンプルデータとして次のステップを作ります。

脆弱性情報は rdf:RDF -> item に配列として入っているようです。
1件づつ取り出すループを作ります。
3. データをループで取り出す
「アイテム」のテキストボックスをクリックすると「データセレクター」が表示されます。
ここから前段のデータを選択できます。

2.脆弱性対策概要情報一覧の取得 -> rdf:RDF -> item を挿入してステップをテスト

itemが取り出せます
4. Pleasanterに登録する
Loopの中の大きな+をクリックして
Apps -> Pleasanter(unofficial) -> Create Record を追加

入力項目をクリックしデータセレクターを見てみると
3.Loop on Items -> item に1件目の情報が取り出されています。

フロー全体の動作確認
実験は成功だ!
さいごに
AIワークフロー界隈でDifyやn8nが注目されていますが、
ActivePiecesはSaaS連携の分野で、手軽にコネクタを作れる強みを持っています。
みんなで作ろう、Piece! 🚀![]()













