はじめに
Windowsのパソコン向けOSであるWindows10を利用しながら、VMハイパーバイザを構築(Nested構成)して、Linuxサーバを構築してみます。
やってみよう!vSphere on VMware Fusion編
リソーススタック
OS/Software | CPU(core/thread) | Memory | Disk | 用途 |
---|---|---|---|---|
CentOS7.4 | 1(1/1) | 1GB | 16GB | 検証用LinuxOS |
Vmware ESXi 6.5 | 1(1/4) | 8GB | 120GB | Nestedハイパーバイザ、無償利用でもVM複数OK |
Vmware Workstation 15 | 1(1/4) | 8GB | 120GB | ハイパーバイザ、無償利用ではVM1つまで |
Windows10 Home | 2(4/8) | 16GB | 500GB | ホストOS、クライアント端末 |
記載しないこと
・Windows 10のiso入手とインストール
・VMware Workstationのiso入手とインストール
・VMware ESXiのisoおよび試用ライセンスの入手
・CentOSのiso入手とインストール
・各OS/Softwareの動作条件
①VMware Workstation 15にVMware ESXi 6.5用の仮想マシンを作成
VMware Workstationを開き、新規仮想マシンの作成(N)
を選択。
インストーラディスクイメージファイル(M)(iso):
にて参照
を選択し、ESXiのISOファイルを選択。
仮想マシン名(V)
および場所(L)
を入力。場所は仮想マシンファイルの配置先となるため、余裕を持った場所に設定。
ディスク最大サイズ(GB)(S)
にESXiのディスクサイズを指定。
確認画面にて、ESXiに割り当てるCPU/Memory設定をするためハードウェアをカスタマイズ(C)
を選択。
メモリ
およびプロセッサ
の概要を選択し、それぞれ必要なリソース量に拡張し、閉じる
を選択。
②VMware ESXi 6.5のインストール
VMware Workstation 15のVM作成完了後、仮想マシンがパワーオンされ、コンソール画面が表示されてインストールが開始していく。
Installation画面。(Enter) Continue
のためEnterキー
を押下する。
Licence Agreement画面。F11キー
を押下する。
keyboard layout画面。上下矢印キー
で言語を選択し、Enterキー
を押下する。
root password画面。パスワードを2回投入し、Enterキー
を押下する。
Install確認画面。F11キー
を押下しインストールを開始する。
インストールが完了したら、Enterキー
を押下してリブートする。
③VMware ESXi 6.5の初期設定
インストール直後はIPv4アドレスがDHCPになっているので、STATICに変更する。
Configure Management Network
を選択。
Set static IPv4 address and network configration
を選択し、任意のIPアドレスを入力、Enterキー
で確定したら完了。
④VMware vSphere Web Clientへのログイン
ESXiのGUI操作画面であるVMware vSphere Web Clientにログインする。
まずはブラウザを起動し、先ほど設定した固定IPアドレスを入力する。
もし固定アドレスがわからない/DHCPのままにしている場合は、ESXiコンソールのトップ画面に記載がある。
#もし、以下のエラーが発生した場合は、ESCキー
を入力してエラーウィンドウを消すことができます。
⑤VMware ESXiの試用ライセンスによる永久利用化
vSphere ESXiの30日試用制限を、試用ライセンスの入力にて解除する。
なお、試用ライセンスはVMwareのESXiダウンロードページ(要ユーザ登録)のページに掲載。
vSphere Web Clientの左ペインから、ホスト
- 管理
を選択し、中央ペインのライセンス
タブの中のライセンスの割り当て
を選択する。
⑧データストアへのisoファイルアップロード
仮想マシンのインストール用isoファイルをESXiのデータストアにアップロードする。
今回はVMware Workstatin上で切り出し、ESXiが受け取った初期データストア120GBを利用する。
データストアブラウザにて、datastore1
にiso保存ディレクトリを作成。
アップロード
からisoファイルをアップロード。
※アップロード元はホストのWindows10になります。
⑨仮想マシンの作成
CentOSをインストールするための器として、仮想マシンを作成する。
名前
、互換性
、ゲストOSファミリ
、ゲストOSのバージョン
を入力し、次へ
を押下。
ターゲットデータストアにはdatastore1
を選択し、次へ
を押下。
設定のカスタマイズの画面にて、仮想ハードウェア
を選択し、メモリ
- RAM
を2048GBから1024GBに変更。
また、CD/DVDドライブ1
をデータストアISOファイル
にし、CD/DVDメディア
でインストールisoファイルを選択。
同じく設定のカスタマイズ画面の、仮想マシンオプション
では特に設定を行わず、次へ
を押下。
⑩CentOS7.4のインストール
作成したVMをパワーオンし、CentOS7.4をインストールする。
左ペインから作成した仮想マシンを選択し、パワーオン
を押下したのち、コンソール
からブラウザコンソールを開く
を選択。
CentOSのインストール画面が起動するので、あとはインストールを行う。
#インストールの参考
CentOS 7.4 インストール(on vmware esxi 6.0u2)
https://qiita.com/Higemal/items/bf4470599ad8c8ee5ed3
インストールおよび再起動を完了すれば、ブラウザコンソールからCUI操作が可能になる。
もちろん、ホストのWindows10からのリモートアクセスも可能になる。
以上!
参考
やってみよう!vSphere on VMware Fusion編
https://blogs.vmware.com/jp-cim/2014/04/vsphereonfusion.html
VMware Workstation上にVMware ESXi 6.0 u2をインストールする(Nested構成)
https://qiita.com/Higemal/items/523c9ccbfcdcb483c2b3
CentOS 7.4 インストール(on vmware esxi 6.0u2)
https://qiita.com/Higemal/items/bf4470599ad8c8ee5ed3