Windows Server 2022にてFTPサーバ機能を構築します。
1.機能のインストール
当環境では再起動要求は発生しませんでした。
2.Windowsファイアウォール設定
当環境では検証用のためWindowsFirewallを無効化します。
必要に応じセキュリティ設定を行う必要があります。
コントロールパネルを表示し、システムとセキュリティ
- Windows Defender ファイアウォール
- 設定のカスタマイズ
を表示します。
プライベートネットワーク、パブリックネットワークの両方でWindows Defender ファイアーウォールを無効にする
を設定しOK
を押下します。
3.FTPファイアウォール設定
サーバマネージャのツール
からインターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャー
を押下します。
左ペインのホスト名
を選択し、FTPファイアーウォールのサポート
を押下します。
データチャネルのポート範囲
を適宜指定し、右ペインの適用
を押下します。
4.FTPユーザ設定
FTPを使用するユーザと、ユーザグループを作成します。
Windowsボタンを押下し、コンピュータの管理
を選択します。
ユーザ名を入力し、名前の確認
を押下、ユーザが存在していることを確認してOK
を押下します。
5.FTPディレクトリ設定
デフォルトディレクトリの以下に、新規ディレクトリを作成します。
デフォルトディレクトリ:C:\inetpub\ftproot
新規ディレクトリ:ftpsite
アクセス権限を付与します。
右クリックメニューからプロパティ
を押下し、セキュリティタブを表示します。
編集
を押下します。
ユーザグループ名を入力し、名前の確認
を押下、ユーザグループが存在していることを確認してOK
を押下します。
FTP用のユーザグループに対し、フルコントロール権限を付与してOK
を押下します。
6.FTPサイト設定
再びIISマネージャで設定を行います。
FTPサイト名およびコンテンツディレクトリを入力して次へ
を押下します。
認証設定を基本
、承認設定にて指定された役割またはユーザーグループ
を選択したうえでFTP用ユーザグループを入力します。
アクセス許可設定は読み取り
、書き込み
の両方を選択して終了
を押下します。
7.接続確認
FTP接続確認を実施します。今回はWinSCPを利用します。
WinSCPを起動し、FTPプロトコルにて接続情報を入力してログイン
を押下します。
参考