はじめに
今回は学生支援制度を使用させていただき、チケット代を負担いただき参加させていただきました。Vue.jsに初めて触れる立場として、どんな発見や学びがあったかを中心にレポートしていきます。
以下が学生支援制度の概要になります。来年以降の参加を考えている学生の方は是非ご参照ください。
簡単な自己紹介
はじめまして、私は都内の大学生で普段はフロントはあまりいじっていなく、Vue.jsに触れたことのない初心者でしたが、SNSで「Vueのことをあまり知らなくても是非ご参加ください」的な内容を拝見したので参加してみることにしました。ちなみに普段はセキュリティ分野を中心に学習しています。
当日
大手町駅から来ましたが、都会のビル群に圧倒されつつ、少し迷いながらも到着しました。

中に入るとまず目に入るのは各フロアにあるフリードリンク&スナックスペースでした。ここではお茶、水、コーヒー、お菓子など自由に楽しむことができました。

セッション
会場に入ると大掛かりなスクリーンに映像が流れていたがその映像がかっこよすぎて、まるで音楽のライブに来ているようでした。
最初はkazuponさんの英語のスピーチからスタートし、Evanさんのキーノートと続きました。英語を完璧に聞き取ることは難しかったですが、スクリーンの右側で英語⇔日本語のリアルタイム同時翻訳がついていたので内容理解にとても助けられました。
キーノート後は最大4トラック同時進行だったため、自分の聞きたいセッションを見に行くことができました。セッション終了後には、登壇者と直接話せる15分程度のQ&Aタイムが別室で設けられていました。私も実際に質問することができ、理解を深めることができました。
私が特に印象に残っているのは、sayn0さんのAI駆動で進める依存ライブラリ更新 ─ Vue プロジェクトの品質向上と開発スピード改善の実践録というセッションでした。
このセッションでは、実際のサービスを AI 駆動でアップグレードした際の貴重な経験や、良かった点・改善点を具体的に知ることができました。対象となったサービスは数年間停止状態にあり、多数の EOL(サポート終了)ライブラリを抱えていたとのことです。少人数チームでの挑戦ということもあり、まずは制約スラック(作業間の依存関係による無駄)の削減を意識されていた点が印象的でした。
特に、チームで開発を進める上で「この作業は○○にしかできない」という属人化によるリソース制約をなくすことの重要性を学びました。誰でも一定の範囲で作業を分担できるようにするチームづくりが、安定したプロジェクト運営につながると感じました。
また、AI を活用しても段階的に(いわゆる「小刻み戦」)進めることで、複雑な移行でも比較的安全に行えるという点にも共感しました。私自身の研究や開発活動でも、AI を取り入れた自動化・効率化を進めており、この考え方は非常に参考になりました。
さらに、AI によるコード変更時には「AI がなぜそう判断したのか」という変更の意図を明示的に出力させることが大切であるという話も強く印象に残りました。
最後に、AI を使うべき領域と使わない方が良い領域の見極め、そして AI レビュー導入による効果と課題についても深く学ぶことができました。単に「AI を使う」だけではなく、「どこまでを AI に任せ、どこからを人が判断するか」を考えることの重要性を実感しました。
学生支援
11時30分から12時30分では学生支援スポンサーセッションで
- LINE公式アカウントの技術スタックと開発の裏側
- LINEヤフー株式会社
- プレイドのユニークな技術とインターンのリアル
- 株式会社プレイド
- Vue.jsを8年間使ってきた会社が今考えていること
- Studio株式会社
の3つの企業の取り組みをお聞きすることができました。ここではどの企業も実際のデモやコードベースでの説明によりとても分かりやすく機能や説明を聞くことができました。
そして学生支援プログラムでは、
- kazuponが見つけた才能たち
- vue.jsそしてOSSエコシステムを変える開発者発掘術
- kazupon、Anthony Fu、ubugeei、Naoki Haba
- vue.jsそしてOSSエコシステムを変える開発者発掘術
という題材でトークセッション的なお話を聞くことができました。このセッションでは、特に最後の方でお話しされていた、自分の成果物をXやブログで発信してみることで、思わぬつながりが生まれることもある、というお話が印象的でした。
自分も何か成果物ができたタイミングなどを機に積極的に発信していくことはとても大切だと感じました。
そしてこの学生支援イベントでは弁当を3種類から選んで支給していただき、食事をしながら、お話をお聞きすることができました。私は豚の生姜焼き弁当にしました。

スポンサーブース
ここではスポンサーブースを回ってシールをもらおうというイベントがありました。
この仕組みがとても画期的だなと感じました。
私自身そんなに企業が集まる就活イベントに参加したことがなく、普段あまり就活イベントに参加したことがなかったので新鮮でした。
このスタンプラリーをきっかけに全部の会社の話を聞こうと思い実際に全部聞きに行きました。そのおかげで、もともと知らなかった企業で気になるなという企業が自分の中で増えました。
さいごに
改めて、このようなイベントに無料で参加させていただいたVue Fes Japan 2025 様、スポンサー企業様、特に学生支援スポンサー様、ありがとうございました。私はフロントに関する知識があまりない中で、難しく感じることも多かったですが、吸収できることばかりで、新しい学びをたくさん得られたと感じています。また、Vueをはじめとしたフロントエンドにも興味が出たので、今後も積極的に学び、実際に触れていきたいと思います。
