前置き、概要説明
職場によってはWindowsマシンしか用意してもらえない場合があります。普段Macintoshを使っている人間からすると、開発環境の構築すら難儀。まさにそんな状況に陥った為、Windows向け開発環境の構築方法を備忘録として残します。
Mac版は「nodebrew を用いた Node.js環境構築」を参照して下さい。
nodistを用いたNode.jsインストール
1. nodistをインストールする
nodistをダウンロード(インストール)します。便宜上、インストール先はホームディレクトリ(~/)とします。エクスプローラー上ではC:\Users\aso
です
ターミナル
$ cd ~/
$ git clone git://github.com/marcelklehr/nodist.git
これにより~/nodist
(C:\Users\aso\nodist
)にインストールされました。
2. nodist向けの設定を行う
nodistを使う為に環境変数を設定します。下記の順で、環境変数の設定画面を開きます。
コントロールパネル
→ システムとセキュリティ
→ システム
→ システムの詳細設定
→ 環境変数
まず初めにパスを通します。パスを通すとはコンピュータに実行ファイルの在り処を教えてあげることで、この設定を行うことでどこからでもその実行ファイルを呼び出せます。
具体的には環境変数PATH
に対して、実行ファイルが収納されたディレクトリC:\Users\aso\nodist\bin
を指定します。
次にNODIST_PREFIX
という環境変数を設定します。
値にはnodistをインストールしたディレクトリC:\Users\aso\nodist
を入力します。
3. Node.jsを適用する
特定のディレクトリにバージョンを指定して適用します。
ターミナル
$ nodist local v0.12.2
適用されたかを確認しましょう。
ターミナル
$ nodist list
nodev0.12.2
$ node-v
v0.12.2
最新版や安定板を明示的に使用する場合は下記のようなコマンドを実行します。
最新版インストール
$ nodist latest
安定板インストール
$ nodist stable