前置き、概要説明
Node.jsは更新頻度が高い反面、バージョン間の互換性の問題でアップデートをするとプログラムが動かなくなる場合があります。その為、複数のプロジェクトに携わっている場合はプロジェクト毎にNode.jsのバージョンを切り替える必要があります。この問題を解決してくれるのがnodebrewというツールです。
前置きが長くなりましたが、Rubyに置ける rbenv と似たようなサービスです。
nodebrewを用いたNode.jsインストール
1. nodebrewをインストールする
nodebrewをダウンロード、及びインストールします。
ターミナル
$ curl -L git.io/nodebrew | perl - setup
2. nodebrew向けの設定を行う
nodebrewを利用出来るようにする為にシェルの設定ファイル(~/.bashrcなど)に下記を追記します。
~/.bashrc
export NODEBREW_ROOT=/path/to/.nodebrew
設定を追記したら設定を反映させます。
ターミナル
source ~/.bashrc
3. Node.jsをインストールする
初めにインストール可能なNode.jsのバージョンを確認します。
ターミナル
$ nodebrew ls-remote
バージョンを指定してインストールを実行します。
ターミナル
$ nodebrew install-binary v0.12.2
最新版や安定板を明示的に使用する場合は下記のようなコマンドを実行します。
最新版インストール
$ nodebrew install-binary latest
安定板インストール
$ nodebrew install-binary stable
指定のバージョンが実際にインストールがされたかを確認します。
ターミナル
$ nodebrew list
v0.12.2
current: none
※この時点では先程インストールしたバージョン0.12.2はまだ適用されておりません。
4.Node.jsを適用する
特定のディレクトリにバージョンを指定して適用します。
ターミナル
$ nodebrew use v0.12.2
適用されたかを確認しましょう。
ターミナル
$ nodebrew list
v0.12.2
current: v0.12.2
$ node-v
v0.12.2