前置き
pacmanのオプションをUbuntuなどの他のディストリビューションで使用できるようにしたスクリプトがpacaptです。
pacaptはaptやpacman、yumなどをpacmanと同じように使用できるようにしてくれます。
このスクリプト、実はインストーラーなどがなくインストールや削除が少々面倒で、何度もこのコマンドを入力するのは面倒です。
そこでpacaptのインストールや削除が簡単に実行できるスクリプトを作成しました。
スクリプトのダウンロード
ダウンロードはgithubから行います。(短縮URLを使用しています。)
wget -q https://0e0.pw/h0dT
chmod 755 pacapt-installer.bash
#使い方
pacapt-installerには4つのモードがあります。
引数無しで実行後にモード番号を入力するか、モード番号を引数として渡して実行するとその処理が行われます。
###Mode1:pacaptを直接配置
Mode1はpacaptを直接、ディレクトリにインストールします。
ディストリビューションに依存せず、殆どのディストリビューションで正常に動作します。
sudo ./pacapt-installer.bash 1
###Mode2:debファイルを作成してインストール
Mode2ではpacaptのパッケージを作成してインストールします。
Debian及びUbuntuの系列でしか動作しません。
sudo ./pacapt-installer.bash 2
###Mode3:debファイルを作成するのみ
Mode3ではdebファイルを作成するのみです。
複数のコンピューターにインストールする際に有効です。
sudo ./pacapt-installer.bash 3
###Mode4:Mode1でインストールしたpacaptを削除する。
ダウンロードしたファイルやシンボリックリンクを削除します。
debファイルを経由してインストールされたpacaptは削除できません。
sudo ./pacapt-installer.bash 4
Mode5:アップデート
手動で配置されたかdebでインストールされたかを自動で判定してアップデート(再インストール)を行います
sudo ./pacapt-installer.bash 5