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【UiPath DevCon India 2026】キーノートで分かった "CodingAgent ・ OrchestrationPlatform ・ MaestroCase" の本気度!!

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Last updated at Posted at 2026-05-19

インドで開催された UiPath DevCon India 2026 に参加してきたので、その内容をレポートします。

今回の目玉は CodingAgentOrchestration Platform (Maestro Flow)Maestro Case の 3 つ。RPA 開発者が「エージェントビルダー」へ進化するための道筋が、かなりはっきり示されたセッションでした。ぜひ最後まで読んでみてください!!


目次

  1. オープニングの熱気!現地で感じたコミュニティのリアルな数字
  2. CodingAgent — 普段のAIツール(Cursor / Copilot)で UiPath の全資産が動かせる時代へ!
  3. OrchestrationPlatform — 開発者歓喜!Maestro Flow が VS Code で直接編集・Git 管理可能に
  4. MaestroCase — 矢印のないキャンバスで動的プロセスを動かす
  5. クロージングの余韻!会場全員で叫んだ Go build up!
  6. 発表まとめ表
  7. おわりに

オープニングの熱気!現地で感じたコミュニティのリアルな数字

セッションは昨年の DevCon India を振り返るところからスタートしました。1 年前にこの同じ会場で「RPA からエージェントへの移行」が宣言されて、その後の 1 年でコミュニティは着実に動いていたんですよね。

  • 84 万人以上 が UiPath Academy に戻り、資格取得を超えたスキルの書き換えを実施!!
  • 26 万人以上 が UiPath Forum でエージェントに関する技術的ディスカッションを実施
  • 8 万人以上 がウェビナーに参加し、真のエンタープライズエージェントを構築

会場の様子

「この同じホールで、あの時私たちが予測したことは、もはや予測ではありません。それは現実です。」

外部の数字を見ても、同じ流れがしっかり裏付けられていました。GitHub 調査ではコードの 41% が AI 生成、Stack Overflow 調査でも開発者の 84% が AI coding tools を日常的に使っているという結果が出ています。とはいえ 66% は「まだ精度に不満が残る」と答えていて、盛り上がりの裏に課題もちゃんとある、というリアルな温度感まで一緒に示してくれたのが好印象でした。

1 年前のシフトが現実になった


CodingAgent — 普段のAIツール(Claude / Copilot)で UiPath の全資産が動かせる時代へ!

coding agents がもたらすレバレッジ

「プロセスを実行するのではなく、製品を作るべきです。それがレバレッジであり、coding agents が皆さんに提供するパワーです。」

単なる自動化のオペレーターじゃなくて、製品を作るビルダーになれるってこと。これは熱い!!

従来のオートメーション開発と coding agents 共存型の比較が印象的でした。

フェーズ 従来 coding agents 活用時
構築・計画 数週間〜数ヶ月 数時間〜数日
デバッグ・デプロイ・テスト 数日〜数週間 数時間
本番インシデント対応 数時間 インシデント受け取り前に着手可能

特に本番インシデント対応の行が面白くて、「インシデントを受け取る前に着手できる」ってどういうこと?!となるんですが、次のデモでその意味がわかります。

オートメーションライフサイクルが劇的に加速

Studio × coding agent ライブデモ — 金曜の夜シナリオ

ここからライブデモのスタート。金曜日の夜、本番のトランザクション処理キューが突然失敗、というあるある過ぎて笑えないシナリオです。

Studio から直接 coding agent (デモでは Claude Code が動いてました) を呼び出して、「NewHireBenefitsPosting キューのトランザクション失敗原因を調査して」と依頼するだけ。agent が Studio に統合されたターミナルで思考プロセスと調査ログをリアルタイムに流しながら、ワークフローを解析していきます。

Studio で coding agent が既存プロセスを調査中

調査の結果、HR Admin セレクターの「accessible-name に空白文字が混ざってて不安定」という具体的な原因を agent が特定。さらに、その場で 修正ワークフローまで自動生成 してくれます。約 30 分相当の作業を一気に片付けてくれる感じ。

coding agent が修正ワークフローを自動生成

そして極めつけが、Claude Code のチャット欄に 「publish and deploy」と入力するだけ で、パッケージのビルド・Orchestrator へのプッシュ・ジョブのリトライまでを完結させたところ。IDE を離れる必要がもうないんですよね。

Studio + Claude Code で publish and deploy まで完走

「これが、悪い金曜日から良い金曜日に変え、週末を楽しむために必要なことです。」

金曜の夜に本番障害対応してる全エンジニアに届けたい言葉だぜ!!

UiPath for coding agents 正式発表!!

このデモを受けて、プラットフォームレベルの発表へ。まずは現状の Agentic Business Orchestration Platform 全体像のおさらいから。Solutions / Process / Task / AI Trust Layer という積み上げ構造です。

Agentic Business Orchestration Platform 全体像

そしてその構成に、「UiPath for Coding Agents」が新たな柱として追加 されることが正式発表されました。

「本日、UiPath for coding agents の発表を誇りを持ってお伝えします。」

UiPath for Coding Agents — 正式発表

対応する coding agents・IDE:

  • Cursor / GitHub Copilot / Codex
  • Fontcode (VS Code フォーク)
  • 独自ビルドの coding agent (任意モデル)

主要な coding agent 系ツール全部に対応してるじゃないですか!! Cursor 使いも Copilot 使いも関係なく UiPath の資産を活用できるってことです。

「これはゼロから書くものではありません。エンタープライズの構築・運用プラットフォームの上に重ねる新たなレイヤーです。」

既存の UiPath の資産がそのまま生きるっていうのが重要なポイントですよね。これまでの経験が全部強みになるってこった。


OrchestrationPlatform — 開発者歓喜!Maestro Flow が VS Code で直接編集・Git 管理可能に

Maestro の位置づけ

タスク自動化からオーケストレーションへ——これが Maestro の立ち位置です。単体の処理を自動化するだけじゃなくて、複数のエージェント・人間・システムをまたいだ複雑な業務フローを丸ごとまとめて回してくれる、いわば「全体の指揮者」というイメージですね。

新発表: Maestro Flow

ここで新機能の発表です。BPMN より直感的なビジュアルフロー設計ツール Maestro Flow が来ます!!

新機能: Maestro Flow を発表

Maestro Flow の何が嬉しいって、Flow のプロセス定義がディスク上のファイルとして保存されて、VS Code から直接編集・Git 管理が可能 なんです。これ、開発者フレンドリー過ぎない?!ブランチ切って PR レビューしてマージ、という普通のソフトウェア開発フローがそのまま使えます。

デモシナリオ: 建物紛争処理 Flow に、メール受信トリガーと AI エージェントによる初期分類を追加する作業を実演。妥当性スコア (Valid High / Valid Low / Reject) による 3 方向ルーティングで、高額の差異は Manager Review へエスカレーション、低額は Financial Adjustment + Resolution Writer Agent で自動処理——という具合に分岐ロジックがビジュアルで設計されていきます。

Maestro Flow — 紛争解決ルーティングの詳細

インライン agent 設定 / ガードレール内蔵

Flow のポイントをまとめると:

  • 複数トリガー: Webhook、メール受信など複数のトリガーを 1 つの Flow に混在
  • インラインエージェント設定: エージェントのツール・コンテキスト・エスカレーションを Flow 内で直接設定。別プロジェクト不要
  • ガードレール内蔵: PII 検出・有害コンテンツ検出・プロンプトインジェクション対策をプラットフォームレベルで適用
  • インラインでの承認タスク: Action Center に移動せずに承認完了をデバッグ画面内で処理

ガードレールがプラットフォームレベルで適用されるのが地味に重要で、開発者が毎回実装しなくていいんですよね。

ライブ実行デモ

Orchestration.flow を Maestro の専用エディタで開いて、Manual Trigger → Invoice Extraction → CRM Lookup → ERP Lookup → 差異検出 → AI 分析 が並列で走るのを実演。Web UI で実行ステータスがリアルタイム更新されるのが見えました。

Maestro Flow のライブ実行デモ

エンドツーエンド評価機能

ここで面白いコメントがありました。

「何かをとにかく作り上げてそれを送りつけ、『これで大丈夫』と言うような迷惑な同僚が皆いますよね。私はそういう人を絶対に信頼しません。必ず検証します。」

coding agents が生成したプロセスを検証するため、エンドツーエンドプロセス評価機能 を発表。Evaluator に複数のテストデータセットを用意して、実際の実行ログでスコアを判定する仕組みです。

  • データセットを用意し、期待出力と実際出力を LLM ジャッジが自動比較
  • 変数の完全一致チェック
  • 正しい分岐を選択したかのトレジェクトリ分析

「AI が作ったものを AI が検証する」という仕組みがちゃんと組み込まれているのが UiPath らしいですね。

Maestro Flow — 評価・テストシナリオ


MaestroCase — 矢印のないキャンバスで動的プロセスを動かす

なぜケース管理が必要か

「The hardest enterprise problems live in processes.」

企業の中で本当に厄介な問題って、結局プロセスの中に潜んでるんですよね。保険金請求、紛争管理、AML 調査、M&A デューデリ、患者管理、商業引受——並べてみるとどれも『動的でコロコロ変わる』『例外だらけ』『中で何が起きているか見えない』『部署またぎでバラバラ』という、一筋縄ではいかないやつばかりです。

the hardest enterprise problems に向き合う設計

ローン審査を例にとると、申請受付からローン実行までに AI 所得・負債比率分析・不動産自動評価 (AVM)・コンプライアンス審査・法的審査 など多彩なステップが並びます。さらに信用リスクが低くてもマネージャー承認が必要なケース、書類不足での差し戻し、審査中の顧客の転職……あらかじめ定義できない例外が多発します。

すべてのパスを線形フローに落とし込むのは現実的ではないじゃないですか。現実のビジネスって、そんなにきれいじゃない。

"矢印がない" のがポイント

そこで登場するのが Maestro Case です。受付・仕分け → 検証・評価 → 承認・クロージング という 3 ステージにそれぞれタスクが並ぶ構成なんですが、ステージ間に矢印は一切引かれていない のがポイント。「次にどのステージへ進めるか」は、その場でケースエージェントが状況を見て判断してくれます。

Maestro Case — ローン審査を 3 ステージで管理

ケースエンジン (Orchestrator)
  └─ ステージ 1: 受付・仕分け
  └─ ステージ 2: 検証・評価
  └─ ステージ 3: 承認・クロージング
       …矢印なし。次のステージはケースエージェントが動的に決定

矢印がない、ってところが最大のポイントです。

2 つのデシジョンエンジン

エンジン 特徴 使いどころ
ルールベース (決定論的) しきい値・条件による確実な判定 スコアが閾値を下回ったら自動エスカレーション等
エージェントベース (推論) LLM による適応的判断 ルールが定義されていない例外処理

ルールで決めれるものはルールで、それ以外はエージェントが推論で判断するというハイブリッド設計です。

「このような仕組みを実現しているのは、他にありません。」

ルール判断もエージェント判断も、すべて ひとつの監査ログとしてまとめて残る 設計になっています。エンタープライズで絶対に外せない「あとから誰でも辿れる・第三者にちゃんと説明できる」という要件まで、この一枚で押さえられているわけですね。

ライブデモ — 再処理・並列実行

Case Manager ダッシュボード上で、Intake → Underwriting → Closing → Funding の全工程がカンバン表示されます。後処理タスク (サプライヤー交渉・異議申し立て・却下通知) も統合管理。

Maestro Case — ローン起票ケースのライブデモ

デモで示された動的挙動:

  1. 再処理: 申請審査が 2 回実行された理由をトレースで確認 → 追加書類要求ルールが起動してフローが中断・再開
  2. 並列実行: アンダーライティングとエスカレーションが同時進行 → エージェントが「中リスクだが高リスクではない」と判断し、両ステージを並行アクティブ化

「タスクは境界を越えて複数のステージを同時にアクティブ化できます。これがまさに私たちが語るダイナミズムです。」

線形フローでこれをやろうとしたら分岐の数が膨大になるじゃないですか。それをエージェントの判断に任せることで、シンプルに保てるってことですね。

実行トレースを開くと、Action History にエージェントや Orchestrator の動きがズラッと時系列で並びます。「Pending with customer」みたいに『お客さんからの返事待ち』というステータスもきちんと明示されていて、最後の Completed まで一筋で追えるのが本当に気持ちいい。

Maestro Case — ケース実行トレースとステータス管理

Maestro はビジネスオーケストレーションの完全プラットフォームに

ここで Maestro 全体の位置づけが整理されました。

  • Maestro BPMN & Maestro Flow: 定型パス・従業員オンボーディング・請求紛争など、構造化されたプロセス向け
  • Maestro Case: パスの分岐が多く例外が頻発するプロセス向け (保険金請求・カスタマーサポート・ローン審査など)

両方を使い分けることで「ビジネスオーケストレーションの完全プラットフォーム」を実現するという宣言です。これは強い!!

Maestro はビジネスオーケストレーションの完全プラットフォーム


クロージングの余韻!会場全員で叫んだ Go build up!

クロージングでは、新機能の提供状況がきれいに表で整理されて発表されました。

  • UiPath for coding agents: Public Preview (RPA & Diagnostics 向け)!!
  • Maestro Flow: Private Preview 受付中
  • Maestro Case: Private Preview 受付中
  • Agentic Testing 360: Available Now (即時利用可能)

Agentic Testing 360 はもう今日から触れます。これは嬉しい!!

新機能の提供状況

最後はゲストスピーカーによる AI 教育トーク。LLM がコードをガンガン書いてくれる時代に、私たち人間が果たすべき役割は「human in the loop」「ガードレール」「評価」の 3 つだ、というメッセージでした。

Great power, great responsibility.
「大いなる力には、大いなる責任が伴う。」

これは刺さりました。

最後は会場全員で。

Go build up!

全員で叫んでセッションを締めました。会場の一体感がすごかったです!!


発表まとめ表

機能 / 発表 概要 提供時期
UiPath for coding agents プラットフォーム全レイヤーを coding agents に公開。Cursor / Copilot / Codex 等に対応 Public Preview
Maestro Flow ローカルファイル + Git 管理、VS Code 対応、ガードレール内蔵、エンドツーエンド評価 Private Preview 受付中
Maestro Case 動的ビジネスプロセス向け新キャンバス。ルール + エージェントの 2 エンジン Private Preview 受付中
Agentic Testing 360 EXECUTE / EXPLORE / ELIMINATE の 3E でテストを agentic 化 Available Now

おわりに

というわけで、UiPath DevCon India 2026 キーノートのレポートでした!!

Claudeとの統合が前面に押し出されていて、今年乗り遅れるととんでもなく差がついてしまうと恐怖感を終始感じていました。

次回は個別セッション編です。お楽しみに!

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