前回の記事 「Twitter民の年収は低い 【Nuxt.js】」の続きです。
Twitter APIでユーザのツイートを取得後、COTOHA APIで言語処理することでユーザの属性を推定する、というアプリを【tweet-analytics.com】としてGoogle App Engineに載せて公開しました。
その後いろいろ起こったので、知見になるかと思い、メモ書き程度に公開しておきます。
記事&サービス公開後起こったこと
大きく2つの事が起こりました。
- アクセスが増えてApp Engineの課金がすごいことになった
- Twitterアカウントが凍結されてサービス利用不可になった
それぞれについて書いていきます。
1. アクセスが増えてApp Engineの課金がすごいことに
前回の記事公開後、おかげさまでたくさんの反響をいただきました。ありがとうございました。
なんとGIGAZINE様にも紹介されました。
ただ、その分Google App Engineの課金がすごいことになりました。
一日70$超。
サービスの性質上キャッシュなどもあまりできず対策が打ちにくいので、そのままいくと月額20万超えるんじゃないかと思ってわりと焦りました。
App Engineって無料枠あるしそんなに高くないイメージがあったんですが、アクセスが増えると急に牙を剥く、ということを身をもって体感しました。。。
対策として以下の3つほど実施しました。
max_instancesを減らす
App Engineのインスタンス数上限を設定してみました。
ただ、やはりアクセスが多いときは500エラーが頻発するようになってしまったので、
あんまりたくさん減らすことはできず。
(最大20インスタンスとかにしてもピーク時は捌ききれず・・・)
寄付を募る
恥を忍んで、PayPayとKyashのQRコードを貼ることで寄付を募ってみました。
こちらは思ってたよりもずっとたくさんの方にご支援いただき、
17人の方から計5170円の寄付をいただきました。
本当にありがとうございました。
私も今度から困ってるエンジニアを積極的に支援できるような人間になりたいと思いました(小並)
あと、これから個人でWebサービス作る方はとりあえずQRコード貼っとくと良いのかも、と思いました。
広告を入れる
Adsense申請をしてみたのですが、コンテンツが少なすぎと言われ審査落ち。
まぁそうですよね・・・
昔スマホアプリでnendを使っていたので、そういやnendもWeb対応してたよなということを思い出し申請。
無事に2日後くらいから広告が配信され始めました。(ただしスマホのみ)
ただ、直後に↓の凍結があったのでほとんど効果はなし・・・
2. Twitter凍結
人生初めてTwitterアカウントを凍結されました。
最初はTwitter側から、「規約違反だから凍結したよ」としか連絡が来なかったので、てっきり他の人に「いいね!」押しまくったのが原因かなと素で思ってました。
(サービス使った人に「いいね!」押しまくってた。)
2日後くらいにTwitter社からメールが来て、凍結理由が明かされました。
https://developer.twitter.com/en/developer-terms/more-on-restricted-use-cases
Sensitive information
You should be careful about using Twitter data to derive or infer potentially sensitive characteristics about Twitter users. Never derive or infer, or store derived or inferred, information about a Twitter user’s:
Health (including pregnancy)
Negative financial status or condition
Political affiliation or beliefs
Racial or ethnic origin
Religious or philosophical affiliation or beliefs
Sex life or sexual orientation
Trade union membership
Alleged or actual commission of a crime
>Negative financial status or condition
つまり経済状態が良くないという情報を明かしてはいけないとのことです。
完全に一致。
すいませんちゃんと規約確認してませんでした・・・。
その後
年収出す機能削除して、メールでアカウント凍結解除してくれというメールを送ったら、6日ほどで解除されました。
サービスとしては8日ほど使えなかったことになります。
ちゃんと規約読んでおけばよかった・・・。
まとめ
- App Engineはアクセスくると高いので注意。
- 寄付窓口つけておくと心優しい方が寄付してくれるかもしれない
- Twitter API使う方は規約をちゃんと読みましょう。
現在、年収以外の機能は復旧させてますので、よろしければご利用下さい。
tweet-analytics.com
(ただ、インスタンス数は絞ってます。つながらない場合はお時間を変えてお試し下さい。)