この記事は、ラクスパートナーズ AdventCalendar 2025の10日目の記事です。
(個人で25日連続投稿にチャレンジ中のカレンダーになります)
Github Copilotなどの生成AI関係のツールを業務で使う際、個人的に良いと思ったプロンプト(命令)をご紹介したいと思います。
あなたは〇〇の専門家です
生成AI側に役割を与えるプロンプトを入れることで、役割に沿った回答を考えて返してくれるようになります。
あなたはWeb開発の専門家です
あなたはJavaScript/TypeScriptの専門家です
あなたはVue.js/Reactの専門家です
など
具体的に指示をする
「〇〇について教えてください」では回答の精度がバラバラになる可能性があります。
箇条書きで説明してください
表にしてわかりやすく解説してください
〇〇についてステップ立てて教えてください
など
のように指定することで、回答が具体的となります。また、生成するスピードも上がるそうです。
複数の回答を出してもらう
回答を一つ返す形だと、生成AIの回答が偏ったものになりがちです。
〇〇のやり方を3点以上教えてください
などのように、複数の回答を出してもらうようにするとより問題を解決できる可能性が高まります。
必要な情報だけ渡して回答してもらう
以前の私は回答の精度を高めたくて、関係ありそうな情報を全て渡していましたが、これは逆効果らしいです。
以下の仕様に沿ったコードを実装してください
(仕様を添付)
実装したコードに沿ったテストコードをPlaywrightで実装してください
のように、必要な情報だけを渡して段階的に回答してもらうと精度が高くなります。
計算資源を最大限使って回答してもらう
こちらから引用させていただいたものです。少し前にすごくバズっていました。
https://x.com/kiha2228/status/1969674267735552132
時間がかかってもいいので正確に推論してください。こちらの思考力を考慮せず、計算資源を最大限利用してください。
こうすることで、回答に時間はかかりますが、より精度の高い回答を返してくれるようになります。
生成AIが嘘をつかないように指示する
生成AIは、どうしてもそれらしい嘘(ハレシネーション)をついて回答してしまうことがあります。
そのため、
ハレシネーションに気をつけてください
という一文を添えます。
どうしても完全に0にすることは難しいですが、個人的な体感では減ったように思います。
以上となります。
適切なプロンプトは生成AIの種類やバージョンによっても異なるらしいので、私たちエンジニアもプロンプトの内容も常に変えていく意識が必要です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
よければ、皆様が効果を感じたプロンプトも教えてください!