github version 1.3.0 => 2.2.0にアップデート
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製作者の方のzenn記事
Summary
バックエンドがtermionからcrosstermに移行したので、wslやmacosだけでなくwindowsでも使えるようになった
wslやlinuxに入れて使っていて、windowsでも使いたくてcrosstermの移行をお願いしてみたらすぐに対応してくれた
個人的にはこれがエクスプローラーの代わりとして非常に役立ってくれるのではないかなと思っている
私の環境ではまだ、"l"キーを押してもディテクトリへ移動ができないのでそこだけ何とかしたい
windowsでは移動ができなかったができるようになった(PR)
特徴として挙げられるのは以下の通り
- vimライクなキーマッピング
- Rust製
- 速い、シンプル
- 簡単な設定
Install
Rustがインストール済みならcargo install felix
リポジトリからビルドする場合
git clone https://github.com/kyoheiu/felix.git
cd felix
cargo install --path .
Basics
起動もシンプル
fx # 現在いるディレクトリを開く
fx directory_name # 指定したディレクトリを開く
基本はvimと同じなので省略する (h, j, k, l, dd, yy, p, u, Ctrl+u, :qなどなど)
特徴的なものをピックアップする
| key | description |
|---|---|
| c | ファイルのリネーム |
| shift + v | 選択モード |
| v | 画面を分割してプレビュー表示 (ファイルの中身・ディテクトリの構造) |
| backspace | 隠しファイルの表示切替 |
| t | 編集された時間順にファイルをソート |
| :z + <keyword> + Enter | ディレクトリ名を入力すると直接移動できる |
zはzoxideを使った移動になるので注意が必要
省略しているところを含めてvimの操作を踏襲しており、vimを使ったことがあれば問題なく操作ができると思う
ただ、ここに書いてあるキーやコマンドしかまだ使えない
マクロやまだないコマンドなどの追加機能が欲しければIssueを上げないといけない
Configuration
設定ファイルは以下の箇所に自動で作成される
felixのフォルダにはログやゴミ箱などもある
version2.0.0から設定ファイルが.tomlから.ymlに変更になった
| OS | PATH |
|---|---|
| linux | $HOME/.config/felix/config.yml |
| macOS | $HOME/Library/Application Suppoert/felix/config.yml |
| windows | $PROFILE\AppData\Roming\felix\config.yml |
非常にシンプルで基本的にはこれだけで良い
default: nvim # hx
# exec:
# feh:
# [jpg, jpeg, png, gif, svg]
# zathura:
# [pdf]
# -- 省略 --
color
dir_fg = "LightCyan"
file_fg = "LightWhite"
symlink_fg = "LightYellow"
オプションでfehやzathuraで対応した拡張子をvを使ったときにプレビュ―できるようになる
それ以外に設定できるのはエディタとファイルなどの色の設定のみで楽で良いと思う
Favorite Points
Vim like Keymappings
なんといってもマッピングが好きな点である
マウスを使わずにキーボード入力のみで移動や修正が行える
vimユーザーならわかると思うが、キーボードのホームポジションから離れていろいろ手を動かすのが一番ストレスになると思う
アプリごとに違う操作になってしまうのはもったいない感があるので、ファイル操作系をvim操作で完結できるのは良い
一応問題点を挙げるのであれば、ユーザーのキーマッピングがないくらい
Simple
ターミナルにたくさんの情報が含まれていないのはすごく良いと個人的には思っている
既存のファイルマネジャーの多くがやはり情報が多く、どうしても画面がごちゃごちゃになってしまう
また、たくさんの機能があるのも便利な反面どうしても手に余ることが多かった
configは色の指定と追加機能のオンオフのみ
操作もvimの操作で複雑な機能や複雑なコマンドなどはない
このシンプルさがfelixの強みだと思う
これ以上のものを使いたければそれこそnnnやxplrとかを使った方が良い
Fast
windowsのエクスプローラーはPowerToyで機能が追加でき、一部利便性は向上したがやっぱり見た目の情報量や検索、移動でもっさりするのがあまり好きではない
GUIとTUIの比較は適切ではないことはわかっているが、やはり早い方が良い
また、ターミナルから操作できるというのも良い
大抵コーディングする際にはターミナル操作も必要なる場合が多く、felixを起点に完結させられるのは楽で良い
vscodeのターミナルでも快適に操作できる
Conclusion
まだ、バグは残っているけどそのうち修正するか、されると思うので問題はないと思っている
速くてシンプルで快適なファイル操作が欲しい人はぜひ使ってみることをお勧めする
あと欲しい機能としてはuzipとかの外部コマンドの実行と、documentsなどのお気に入りを追加できるようにするくらい