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Rust製TUIファイルマネージャーfelixを紹介

Last updated at Posted at 2022-10-18

:point_right: github version 1.3.0 => 2.2.0にアップデート
:point_right: document
:point_right: 製作者の方のzenn記事

Summary

バックエンドがtermionからcrosstermに移行したので、wslやmacosだけでなくwindowsでも使えるようになった

wslやlinuxに入れて使っていて、windowsでも使いたくてcrosstermの移行をお願いしてみたらすぐに対応してくれた

個人的にはこれがエクスプローラーの代わりとして非常に役立ってくれるのではないかなと思っている

私の環境ではまだ、"l"キーを押してもディテクトリへ移動ができないのでそこだけ何とかしたい

windowsでは移動ができなかったができるようになった(PR)

特徴として挙げられるのは以下の通り

  • vimライクなキーマッピング
  • Rust製
  • 速い、シンプル
  • 簡単な設定

Install

Rustがインストール済みならcargo install felix

リポジトリからビルドする場合

git clone https://github.com/kyoheiu/felix.git
cd felix
cargo install --path .

Basics

起動もシンプル

fx # 現在いるディレクトリを開く
fx directory_name # 指定したディレクトリを開く

基本はvimと同じなので省略する (h, j, k, l, dd, yy, p, u, Ctrl+u, :qなどなど)

特徴的なものをピックアップする

key description
c ファイルのリネーム
shift + v 選択モード
v 画面を分割してプレビュー表示
(ファイルの中身・ディテクトリの構造)
backspace 隠しファイルの表示切替
t 編集された時間順にファイルをソート
:z + <keyword> + Enter ディレクトリ名を入力すると直接移動できる

zはzoxideを使った移動になるので注意が必要

省略しているところを含めてvimの操作を踏襲しており、vimを使ったことがあれば問題なく操作ができると思う

ただ、ここに書いてあるキーやコマンドしかまだ使えない

マクロやまだないコマンドなどの追加機能が欲しければIssueを上げないといけない

Configuration

設定ファイルは以下の箇所に自動で作成される

felixのフォルダにはログやゴミ箱などもある

version2.0.0から設定ファイルが.tomlから.ymlに変更になった

OS PATH
linux $HOME/.config/felix/config.yml
macOS $HOME/Library/Application Suppoert/felix/config.yml
windows $PROFILE\AppData\Roming\felix\config.yml

非常にシンプルで基本的にはこれだけで良い

config.yml
default: nvim # hx
# exec:
#   feh:
#     [jpg, jpeg, png, gif, svg]
#   zathura:
#     [pdf]
# -- 省略 --
color
    dir_fg = "LightCyan"
    file_fg = "LightWhite"
    symlink_fg = "LightYellow"

オプションでfehやzathuraで対応した拡張子をvを使ったときにプレビュ―できるようになる

それ以外に設定できるのはエディタとファイルなどの色の設定のみで楽で良いと思う

Favorite Points

Vim like Keymappings

なんといってもマッピングが好きな点である

マウスを使わずにキーボード入力のみで移動や修正が行える

vimユーザーならわかると思うが、キーボードのホームポジションから離れていろいろ手を動かすのが一番ストレスになると思う

アプリごとに違う操作になってしまうのはもったいない感があるので、ファイル操作系をvim操作で完結できるのは良い

一応問題点を挙げるのであれば、ユーザーのキーマッピングがないくらい

Simple

ターミナルにたくさんの情報が含まれていないのはすごく良いと個人的には思っている

既存のファイルマネジャーの多くがやはり情報が多く、どうしても画面がごちゃごちゃになってしまう

また、たくさんの機能があるのも便利な反面どうしても手に余ることが多かった

configは色の指定と追加機能のオンオフのみ

操作もvimの操作で複雑な機能や複雑なコマンドなどはない

このシンプルさがfelixの強みだと思う

これ以上のものを使いたければそれこそnnnxplrとかを使った方が良い

Fast

windowsのエクスプローラーはPowerToyで機能が追加でき、一部利便性は向上したがやっぱり見た目の情報量や検索、移動でもっさりするのがあまり好きではない

GUIとTUIの比較は適切ではないことはわかっているが、やはり早い方が良い

また、ターミナルから操作できるというのも良い

大抵コーディングする際にはターミナル操作も必要なる場合が多く、felixを起点に完結させられるのは楽で良い

vscodeのターミナルでも快適に操作できる

Conclusion

まだ、バグは残っているけどそのうち修正するか、されると思うので問題はないと思っている

速くてシンプルで快適なファイル操作が欲しい人はぜひ使ってみることをお勧めする

あと欲しい機能としてはuzipとかの外部コマンドの実行と、documentsなどのお気に入りを追加できるようにするくらい

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