対象読者
AviUtl2を例にとったリモートデバッグ設定ですが、一般的なリモートデバッグに興味のある方向けです。
AviUtl2のリモートデバッグは特殊な事情があります。AviUtl2が利用するプラグインをデバッグする為、リモートのAviUtl2が前提としているフォルダにプラグインを転送し、リモートのAviUtl2を起動し、それにアタッチしなければなりません。
その辺りひと手間かかっています。
リモートデスクトップでAviUtl2を操作しながらデバッグする事も出来ます。リモートデバッグのいい所は、ブレークポイントがヒットしてもフォーカスチェンジが起きない事です。
事前準備
「Remote Tools for Visual Studio 2026」をMicrosoftのサイトから探して、リモートのPCにインストールしておく。
お勧め
リモートのPCには予めリモートデスクトップでアクセスできるようにしておくと、1つのキーボードと1つのマウスで、リモート、ローカル双方にアクセスでき便利です。
設定例
これは、リモートでRBFReader.aui2をデバッグする設定です。
追加の配置ファイルとして「CommonConfigDlg.dll」が設定されています。
※現在のソースでは実際は「CommonConfigDlg-Debug.dll」というファイルが生成されます。随時変更がなされる可能性がありますので、その辺りは各自対処をお願いします。
このソリューションは以下のリンクです。
リンク
設定例2

これはEXEファイルの例です。配置するディレクトリがない場合、自動で作られます。事前に権限を与えておいてください。
トラブルシューティング
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接続出来ているような感触が無い
・pingを双方向から打ってみましょう。リモートへの反応がないなら、Windowsの次の設定を確認してみて下さい。

リモートデスクトップの接続が出来ていても、これがONになっていたら接続できません。OFFにします。 -
リモートに配置自動で配置されてない
・構成で配置が設定されていない可能性があります。以下を参考にして下さい。
まとめ
たまにリモートデバッグの設定を行うと、なかなかうまくいかない事がある。
どこかに書き留めて置けば、次回はスムースに出来るであろうと思われる。
読者様に置かれましては、この記事が参考になりましたら幸いです。
