この記事は後半(本選当日・反省点など)です。前半はこちら
本選
0日目(移動日)
遠方からの参加なため、大会前日に移動&前泊することに。
新幹線やバスを乗り継いで、運営が用意してくれたホテルに向かいます。
ホテルではプレゼン練習をしたり、アプリ改善をしたりで少し重ための一日でした。
プレゼン・デモ練習
プレゼン練習に加えて、デモの準備があまりできていなかったため、ホテルで詰めることに。プレゼンは今まで何度も修正を重ねてきたのもあり、特に問題なさそうに見えたものの、一つ見逃していた問題点が出てきたため、修正。また、想定される質問に備えて追加の資料を作ったりしていました。
1日目-朝
追加資料の確認をしたり、徹夜で修正してくれたメンバーを労ったりしていました。この時点では特に問題もなく、順調に進んでいるかのように思っていました。
1日目-ブース準備
開会式などが終わり、モバイル組はブース設営に取り掛かりました。その時のルールはこんな感じです(翌年以降変わるかもしれないです)
- 最終チェックのため、運営が用意したUSBメモリに作品ファイル(.apk)と発表スライドを提出
- A3サイズまでの印刷なら、データを持ってくれば受け付ける
- テープ類は運営が用意してくれていた
- マジックの貸し出しなどは要相談
- まだ修正したい人は、2日目の朝まで修正を受け付ける
- その他何かやってほしいこととかあれば相談に応じる
「できることなら何でもしますよ」といった感じだったので、結構やりやすかったです。
ですが、そこで事前準備の甘さが浮き彫りになりました。
- 用意していたA4資料だと小さすぎる
- 文字が小さくて遠くからだと見にくい
- 資料を準備していた時はあまりデモの流れを想定できていなかったため、足りない資料が出てくる
準備時間はそんなに長くなく、他チームも順調に設営が進んでいたので、かなり焦りました。とにかく、できる部分は修正して、追加の資料も作成、A3サイズの印刷までならしてくれていたので、そこもお願いすることになりました。
1日目-発表リハーサル
当日と同じ流れで発表させてくれます。さらに、発表しきるとスタッフさんからのアドバイスをもらえたりします。他チームは発表時間をオーバーしたり、厳しめのアドバイスが出てきたりする中、うちのチームは順調に進みました。ここで、何度も練習してフィードバックをいただいてきたことが活きているなと思いました。
1日目-ブース準備
発表リハが終わると、もう一回準備をさせてもらえます。リハの前に印刷をお願いしていた資料も出来上がっていたため、急いで設営に取り掛かります。
こんな感じになりました。椅子の位置に一人座るイメージですね
1日目-夕食&交流会
会津大学の食堂で夕食&交流会です。あんまり時間がないのでそんなに多くの人と話せなかったのが悲しいですが、ここで何人か声をかけてくださる方が。発表リハを見てくださった会津大学の学生さんらが、声をかけてくださりました。「自分の家族が発達障害で...」「私も長いこと苦しんできて...誤解されるっていうのもすごく良く分かって...」そう言った方たちが私たちのアプリをすごく褒めてくださいました。
作ったアプリで喜んでくれる人がいるというのがすごく嬉しくて、「アプリを作るのって最高だ」と思いました。それくらい嬉しかったです。
1日目-ホテル
ホテルで最終チェック&スライド修正。といってもここまで何度も修正してきたので修正するような点はほぼなく、ゆっくり眠ることができました。
2日目-発表本番
いよいよ発表です。どうやらYoutubeで配信もされているようで、少しだけ緊張していました。発表では、最初の方の大事なところで噛んでしまって、これはまずいとなりましたが、何とかリカバリーできて乗り切ることができました。発表中は不思議とあまり緊張せず、リラックスした状態で受けられた気がします。
飛んできた質問はこんな感じ
- 連続でデータが送信されていない場合はどうなるのか
- AIを使うと不適切な表現(ここでは伏せます)が出てくる可能性があるが、そこらへんは考えられているのか
この2つだったような気がします。2つとも今までの練習で出てきたような質問に比べれば断然答えやすかったため、サラっと答えることができました。
他チームは結構厳しめの質問が飛んできていたので、なかなか大変そうでした...
2日目-デモ展示本番
後半戦です。発表やデモ展示には一般の来場者も見ることができるのですが、デモが始まると同時に私たちのブースにたくさんの人がやってきて、「今までやってきてよかった」となりました。事前に練習していたと通りに捌いていきます。審査員の方も回ってきましたが、致命的な質問は飛んでこず、しっかりと対応することができました。
余談ですが、デモ展示中はプログラミング部門の解説をしていたようです。私も参加したかった...
2日目-表彰式&閉会式
さぁ表彰式です。モバイル部門に用意されている章は3つ(年によっては4つ)あり、
- グランプリ(優勝)
- ベストアイデア賞
- ベストデザイン賞
- (年によってはここに企業賞が追加で渡されることも)
この3つ(4つ)です。もちろん狙うはグランプリ。今回は自信があったので、取れる気がしていました...
が、結果はベストアイデア賞に。グランプリを逃した敗因は、審査員の方からのフィードバックにもあった通り「テーマ性(地域創生)へのアプローチ」だったと分析しています。 他チームが「特定の地域の課題」に深く切り込んでいたのに対し、私たちは「地方全体」という広い視点だったため、テーマの具体性という点で及ばなかったのだと思います。 しかし、「当事者の深い課題解決」という点では一番の評価をいただけたと自負しています。
大会を終えて
アイデア出しの段階やデモ準備など、肝を冷やす場面は何度かあったものの、チームメンバーや先生、先輩方の助け・協力で何とか乗り切ることができました。反省点はこんな感じ。
反省
- 企画時の設計が甘かった
- 「課題に対しての知識が浅すぎる」という大事な点に気づくのが遅れた(気づけただけ良いのかもしれないが)
- 地域に特化したアプリを作るべきならば、地域の課題からスタートするべきなのに、別の視点からアイデア出しを進めてしまった
- デモ準備をあまりできていなかった
- 開発時のコードが汚かった(主に私)
- 後半はプレゼンなどに集中するあまり、開発になかなか参加できなかった
中々大変な半年でしたが、自分の成長も感じられていい経験になったと思います。これを自信にしてどんどん開発力を延ばしていきたいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。何か参考になる点があれば幸いです。