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通信速度の「上り下り」とクラウドやFWでの「上り下り」の意味の違い

Last updated at Posted at 2019-02-15

2019/02/18 追記

通信速度のときに見かける「上り・下り」の概念では「アップロード・ダウンロード」のことを指すが、クラウドの場合は「上り・下り」を「クラウドへのIN・クラウドからのOUT」を示す。

上り・下りの意味が逆になっているがこれはどういうことなのか?

答え

通信速度での「上り・下り」は「upload/download」であり、
クラウドでの「上り・下り」は「ingress/egress」である。

日本語では同じ言葉となるが元の英語が異なるため指す内容が違っていた。


もともとの文章

ネットワークのおける上り・下りってご存知ですか?

皆さんが使ってるスマホからみた場合は以下のとおりです。

  • ダウンロード:下り
  • アップロード:上り

さて、ここでGCPの料金表を見てみましょう。

どうやらGCPのVPC(ネットワーク)では、上り通信が無料のようです。

image.png

ということはGCPからみると「外に出ていく通信」が無料ということですね。

しかしこちらを見てください。これは同じページを英語で表示したものです。

image.png

ん? 無料なのは「Ingress」となっていますね。

IngressとはVPCに入ってくる通信のことを指し示しますので、GCPからみると「中に入っていく通信」が無料ということですね。

どゆこと???
つまり「Ingress=上り」ってこと?? しかしIngressを

辞書をひくとingress=入ってくるというニュアンスなので、アップロード(出ていく)を意味する上りとは違いますよね。

ingressの意味や使い方 【名詞】 (⇔egress) 《文語》【不可算名詞】1立ち入り,入来,進入.2入場権,入場の自由. 

どうしてこんなことになっているのでしょうか???

そしてみなさん誤解しないのでしょうか???

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