全9回で、電球の回路からCPUの仕組みまでを、私が「なんとなくわかった気持ちになれた」ところまで説明します。
電球回路
パソコンの頭脳である CPU。実際にどのように作られ、どのように動いているのでしょうか?
どこまでの機能があれば CPU(Central Processing Unit) と呼べるのかは難しいところですが、私自身が「CPUってこんなものか」と分かった気になった範囲までを書きたいと思います。
※多々間違っている部分や、修正したほうが良い箇所も出てくると思います。ご了承ください。
電子回路のシミュレーターには CircuitJS1 を使用しています。 これはWeb上で利用・編集できる優れた電子回路シミュレーターです。
- 非常によくできていて便利
 - 一般のウェブブラウザ上で動作
 - ユーザーがそのまま回路を編集可能
 
これを使って、私が理解している範囲でCPUの説明を試みます。
下の図1-1は、5ボルトの電源にスイッチと電球をつなげた回路です。
- 黄色の粒:電流の流れ
 - ワイヤー線の色の濃さ:電圧
 
リンク先のシミュレーターのスイッチをクリックするとオン/オフを切り替えることができます。右側の「電流速度(Current Speed)」のスライダーを動かすと、電流のシミュレーション速度を調整可能です。また、上のメニューから回路を編集することもできます。
CircuitJS1で回路を見る

図1-1 CircuitJS1を使って作った回路