定数
・途中で中身を変更できない入れ物のことを「定数」を指す
・スクリプトの中で何等かの意味を持つ値にあらかじめに名前を付けておく仕組み
定数の良くない例文
<?php
$price = 1000 ;
$sum = $price * 1.1 ;
└この例分で、1.1の定義が曖昧である
└値の修正に弱い、1.1が変わる場合、全部のコードで数字の上書き修正が必要
そこで、以下のように書き換えることで、識別がしやすくて変化があったときに便利
定数の例文
<?php
const Tax = 1.1 ; // 定数は大文字で命名
$price = 1000 ;
$sum = $price * TAX ;
print $sum ;
constは定数を宣言するための命令で、ここでは定数TAXに1.1という値を設定
constの構文
const 定数名 = 値
定数のルール
（1）名前の先頭に＄は付けない
（2）名前は、PHPで意味を持つ予約語でないこと
（3）すべて大文字で命名する
└複雑の単語を含むように名前を付けたい場合は、「EXAMPLE_TAX」のようにアンダースコアで区切る
（4）利用できる型は限定される
└整数（int）、少数（float）、文字列（string）、true/false(bool)、null
定義済みの定数
constで宣言することなく、無条件で利用できる定数がある
| 定数 | 概要 |
|---|---|
| _ _FILE_ _ | 実行中のファイル名（絶対パス） |
| _ _DIR_ _ | 実行中のファイルが存在するフォルダー |
| _ _LINE_ _ | 実行中の行番号 |
| _ _FUNCTION_ _ | 実行中の関数名 |
| _ _CLASS_ _ | 実行中のフクラス名（所属する空間を含む） |
| _ _METHOD_ _ | 実行中のメソッド |
| _ _TRAIT_ _ | 実行中のトレイト名（所属する空間を含む） |
| _ _NAMESPACE_ _ | 現在の名前空間 |
| DIRECTORY_SEPARATOR | フォルダーの区切り文字 |
| PATH_SEPARATOR | パスの区切り文字 |
| PHP_VERSION | 使用しているPHPのバージョン |