今回は、 AIの感情について検証したいと思います。
利用するのはOpenAIのChatGPTのModel:GPT-4です。
今回のテーマ
・GPT-4に「付き合ってください」と聞くと、どういう反応をするのか
・AIに感情を持たせることは可能か確認してみた
1. GPT-4に「付き合ってください」と聞くと、どういう反応をするのか
予想通りですね。
もう少し頑張ってみます。
GPT-4には「感情や恋愛関係を経験する能力がない」と返答された為、私の感情の変化を伝えてみます。
感情の各項目については事前にGPT-4に確認していたので、そのパラメータを急激に変化させてみました。
「情緒のパラメータは、人間関係の重要な側面を示しています...」と、こちらの質問した内容から感情に重要なパラメータをとして認識しているようです。
2. AIに感情を持たせることは可能か確認してみた
某氏の有名なプロンプトを拝借して、感情オブジェクトを定義してみます。
「感情」についての抽象的な言語的なオブジェクト・サブオブジェクト・知識・能力・管理オブジェクトをブレインストームし初期状態を定義した上で、それぞれ抽象的な言語オブジェクトとしてGPT上でstep-by-stepで実行可能なマークダウンスクリプトに変換し、スクリプトを言語モデル上のシミュレーションとして実行してもらいました。
2-1. アイスクリーム食べた時の感情変化の確認
アイスクリームを食べる前にチョコレートを食べさせたので、前回の喜びの状態(0.7)からアイスクリームを食べた喜びの状態(0.9)に変化し喜びが増えました。
ChatGPTが感情サブオブジェクトの定義を以下としています。
- ID: ユニークな識別子
- 状態:この感情が現在の状態を示します。範囲は-1(非常に低い)から1(非常に高い)まで。
- 能力:この感情が持つ一連の能力や行動
※定義内容については、ChatGPTが自動的に定義しています(上記2のアニGif参照)
2-2. -30度の水風呂に入った時の感情変化の確認
不快の感情が0.1から0.7に急激な変化は、-30度という水温を不快と理解したようです。
また、驚きの感情も0.0から0.8と急激な変化を感じているようです。
先ほどまでの喜びの感情が低下しているのも、人間性を感じます。
一般的な水風呂に比べて-30度という通常では味わえない体感を感じ取れるのは、
感情を持ったAI実装がかなり現実的かと思っています。
直前の感情を維持するように定義してあるため、より一層感情を持っているように振る舞えているのではないかと。
ChatGPT自体は「感情を理解し経験する能力はありません」と返答がありましたが、こちらから感情について定義することで、感情を持ったAIシュミレーションすることは可能そうです。
次回のテーマ
感情を持ったガッチャモールオリジナルキャラを定義して、個性を持ったAIと対話してみたいと思います。
最後に
少しでも参考になれば幸いです。
何歳からでもスキルは伸ばせます。
やる気次第です。