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Arch Linux(5) Manjaro Awesome 18.1.3 の操作編

Last updated at Posted at 2020-03-15

はじめに

日々、軽くて速いディストリビューションを探しています。前回 は、コミュニティ版のManjaro Awesome 18.1.3 をUSB メモリにインストールしました。こちらはそれの「操作編」になります。Awesome 独特のもので、i3 に近い操作ができます。

デスクトップ画面:
BG-01.jpg
→画面右上の緑色の「操作モード」アイコンは「floating」になっています。


ウィンドウのタイリング操作のための「操作モード」

画面右上に緑色の四角いアイコンがあると思います。
クリックで 7パターンに変化します。ウィンドウをタイリングするときの並べ方のパターンを選べます。

tile-01.jpg

タイリングの操作に不慣れなときは「大きな四角の左下に小さな四角」が重なった「floating」アイコンを表示させておくとよいです。

Xfce のウィンドウ操作と同じになります。ウィンドウのタイトルバーをマウスで掴んで画面の 4隅または上下左右の画面端にぶつけます。すると、画面の1/2、または 1/4 にリサイズされて吸着します。

操作モードを変えながら、アプリを 2 〜 4個起動して、試してみるとおもしろいです。

ウィンドウの右上のアイコンを「2つの四角がズレたアイコン」(floating: On)にすると、動かせます。タイトルバーを左クリックで移動です。

タイトルバーを右クリックで、ウィンドウの左上隅にカーソルが移動して、リサイズのカーソルに変化します。斜めに動かすとウィンドウサイズを変更できます。


ウィンドウの操作

通常のメニューによるアプリの起動は、マウスの操作でできます。

menu-notepadqq.jpg

→左上にあるのが「メインメニュー」のボタンで、その隣の 1〜6 の数字が仮想デスクトップの切替スイッチです。


タイリングを自動でやってみます:

アプリを起動するたびにウィンドウがタイリング(ウィンドウのリサイズと並び替え)されていきます。ポイントは、「floating」ボタン等をさわらないでおくことで、さわると対象が変わってしまいます。

1. 画面右上のタイリングの操作モードを何回かクリックして「tile」アイコンにします。「左が1/2画面で、右が3分割」の(逆E)アイコン

2. ブラウザを起動します。
→全画面で表示されます。

3. 端末を起動します。
→左のブラウザが1/2 画面になり、端末が1/2 画面で右に起動されました。端末は1つです。

4. 端末を起動します。
→ブラウザはそのままで、右が2分割になりました。端末は2つです。

5. 端末を起動します。
→ブラウザはそのままで、右が3分割になりました。端末は3つです。

6. 端末を起動します。
→ブラウザはそのままで、右が4分割になりました。端末は4つです。


タイリングを手動でやってみます:

アプリのウィンドウの例(Notepadqq):
notepadqq-02.jpg
→最新のバージョン(notepadqq-git 2.0.0)です。テーマは「twilight」を選択。

アプリのウィンドウ右上の 4つのアイコンで、ウィンドウの操作を指示します。

  • 下記は、全画面表示で、動かせません。
    「floating: Off」「sticky: Off」「maximized: On」「close」
    W-00-2.jpg

  • 下記は、元のサイズで、タイトルバーをつかんで動かせます。
    「floating: On」「sticky: Off」「maximized: Off」「close」
    W-00.jpg

操作例:

1. 現在、アプリを2つ起動しています。

W-01.jpg

2. アプリを起動すると、ほとんどが全画面表示です。

W-03.jpg

ただし、これは全画面でなく、全画面に近いサイズです。「四角が4つに割れたアイコン」(floating: Off) なので、動かせません。
「floating: Off」「sticky: Off」「maximized: Off」「close」

3. 一番左の「四角が4つに割れたアイコン」(floating: Off) をクリックして、「2つの四角がズレたアイコン」(floating: On)にすると、ウィンドウのタイトルバーをつかんで動かせるようになります。

→「floating: On」「sticky: Off」「maximized: Off」「close」

W-00.jpg
→元のサイズ(maximized: Off)で、動かせます(floating: On)。

4. ウィンドウのタイトルバーをつかんで、画面右下に動かします。

W-05.jpg

5. そのまま画面右下の隅にぶつけます。画面が1/4 で吸着します。

W-06.jpg

もし、画面右の中央にぶつけると、1/2 画面で吸着します。

ちなみに、元あった右上に表示されているアプリは、ほんとうは1/2 画面なので、一部が隠れています。

右上のアプリを「2つの四角がズレたアイコン」(floating: On)にしてから、ウィンドウタイトルを掴んで画面右上隅にぶつけます。すると1/4 画面になって吸着します。これで重なりはなくなりました。事前に行っていてもよい操作です。

誤って上寄りにぶつけると、1/2 の上画面になってしまうので注意。


ウィンドウの「最大化」

ウィンドウのタイトルバーの右にある、3番めのひし形アイコンをクリックします。もう一度クリックで解除されます。


ウィンドウの「最小化」

ウィンドウの「最小化」ボタンはありませんが、画面上段のパネルに表示された「アプリ名」をクリックすれば最小化(アイコン化)できます。

最小化すると、「アプリ名」の背景が黒くなります。もう一度クリックすると画面が元に戻ります。


ウィンドウの移動

ウィンドウの右上のアイコンが「2つの四角がズレたアイコン」(floating: On)になっていれば、タイトルバーを左クリックしたまま動かせば、移動できます。


ウィンドウのサイズ変更

ウィンドウが動かせる状態のとき、ウィンドウのタイトルバーを右クリックしたままにします。タイトルバーの左寄りか、中央寄りか、右寄りかで、カーソルの形状と動きが変わります。

中央寄り: 上下カーソルになります。そのまま上下のサイズを変更できます。
左寄り: 斜めカーソルになり左上隅に飛びます。斜めにサイズ変更できます。
右寄り: 斜めカーソルになり右上隅に飛びます。斜めにサイズ変更できます。

上端を動かすことになるので、希望の形にできるように、左寄りでサイズ調整するなら、事前にウィンドウを右下に移動させておくとよいです。


仮想デスクトップの切り替え操作

画面左上のメニューボタンがあるところです。
L-01.jpg

ちょっと見づらいですが、現在、「1」が選択されています。
つまり、仮想デスクトップの1番目です。

ひとつの画面にウィンドウは4個から6個までが現実的だろうから、
24 〜 36 個のアプリを起動できます。

切り替えは、

  • マウスでクリックして、選択。

  • Windows+1 〜 Windows+6 で選択。

  • Windows+「→」、または、Windows+「←」で選択。

ちなみに、仮想デスクトップの数の変更は、メニュー→設定エディタ→xfwm4 で編集して6→4 などに変更できますが、反映させようと、ログアウト→ログオンすると元に戻ってしまいます。~/.config/awesome/rc.lua でも定義されているので、戻ってしまうようです。両方の修正が必要みたい。支障ないのでそのまま。


Windows+S で、ヘルプ(キー操作ガイド)表示

win-S.jpg

→ Windows+S だけ覚えておけば、忘れてしまったときに便利。
Esc でキャンセル。


Windows+Enter で、端末を起動


Windows+X で、アプリのウィンドウを閉じます


Windows+E で、ファイルマネージャを起動


Windows+F で、フルスクリーン表示の切替

i3 の操作に似てるなと思ったら「rofi」がインストールされていました。
似ているのは逆で、Awesome の元になったWMの機能がdmenu で、それを採用したのが、i3 みたい。

>>> pacman -Ss dmenu | grep インストール済み 
community/rofi 1.5.4-1 [インストール済み]

→rofi は、dmenu の代替えアプリ。


Windows+R で、アプリ名を補完して、アプリを起動できる「Run プロンプト」を表示

画面左上のパネルの数字の右横に、「RUN: 」と表示されます。
英語のアプリ名を入力します。数文字入れて「Tab」で補完もできます。「Esc」でキャンセル。

win-R.jpg

使用例:

Windows+R
→ge
→「Tab」で補完 →geany
→「Tab」で補完(次候補) →gedit
→「Enter」で確定
→「テキストエディター」(Gedit) が起動。


Windows+P で、アプリ名を矢印キーで選べる「1行ランチャー」を表示

メインメニューを横に1行にしたような、アイコン付きの日本語のメニューバーが上段に表示されます。横矢印キーで選択して、Enter でカテゴリが開くか、アプリが実行されます。Esc でキャンセル。

win-p.jpg

これなら、メインメニューを使ったほうが速い、と思っていたらアプリ名での絞り込みができるし、カタログ名とか、アプリ名も、途中に含まれる文字でも検索されます。Windows+R より便利。

  • 文字入力で絞り込んでおいて、矢印キーで選択できます。

fir →firefox
mo →Mousepad
ge →テキストエディター(Gedit)
a →「Accessories」Enter →sc →スクリーンショット

  • 現在は、左の「windows」キー でも「1行ランチャー」を表示できるように変更(後述)しました。なので、さらに使い勝手が向上。

Windows+Ctrl+Esc で、大きな文字の「ランチャーメニュー」を表示

左の「windows」キー でも「ランチャーメニュー」を表示できます。
Esc でキャンセル。

上記の「Windows+R」もしくは「Windows+P」のGUI 版と言えます。
矢印キーで選んで「Enter」で、アプリを起動するやり方と、
アプリ名の文字を入れるたびに絞り込まれて「Enter」で起動、ができます。

ただし、問題があります。

日本語は表示されますが、英文字が豆腐文字です:

win-jp1.jpg

表示だけの問題ですが、「Windows+P」のほうが使えますね。


気になること

1. 「Windows+Ctrl+Esc」で、日本語の「ランチャーメニュー」を表示できますが、英文字が豆腐文字になります。

→この件は、別の投稿 で解決しました。


追記:

これだとWindows キーがもったいないので:

「Windows+P」の機能をWindows キーに 割当て 変更しました。

なので、「Windows+P」の機能は、「Windows」キーでも、「Windows+P」でも使えます。

逆に、「Windows」キーだった機能は、本来の割当ての「Windows+Ctrl+Esc」でないと使えなくなりました。


あとがき

起動のしかただけでも、いろいろなやり方というか機能があります。知っていると、もっと便利に使えます。

次回は、「アルファベットが豆腐文字になる」問題の続きと、その他です。

次の投稿に続く


今までの投稿一覧は 「ここ

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