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Pepperでコーヒーを淹れさせた話

Last updated at Posted at 2018-12-13

はい!というわけで12/14のアドベントカレンダーネタはPepperを使ってコーヒーを淹れる話です。
このネタはPepperのPartnerMeetUpで話したものですが、世の中でPepperに関する悲しい記事も多いので何か楽しめるものは出来ないかなとプロトタイピングしたのが始まりでした。
 たまたま自宅にあったKUREGのコーヒーサーバーとMicrobotPushというIoTプッシュデバイスとダンボール工作のプロトタイプを作ったのが始まりです。(LTスライドよりイメージ抜粋)
image.png
 MicrobotPushに関してなじみがない人もいると思うので少し書きますと、スマート家電対応していないレガシーな機器や押しボタン式のデバイスをIoT制御するためのデバイスです。
https://microbot.is/ja/push/
デバイス自体はBluetooth接続なのでスマホや専用のスマートハブで制御可能なほかタイマー起動などのスケジューリングが可能です。

以下デモ動画です。
https://youtu.be/myGY_Yuqwd8

 プロトタイピングなので適当でいいや、と作ってみたのですが、形になると課題はありつつもそれなりに動くものができました。
image.png

 そこから数カ月、忙しさにかまけて次のステップを進めてなかったのですが、ハロウィン向けのイベントで美容室でお茶をふるまうということで次のステップへと着手しました。
まずカップホルダーを3Dプリンタで自作し、スタビライザー機能を付けて、途中でエラーになって手がダラーンとなってもお茶がこぼれないようにしました。
 またお客様に楽しんでもらえるように、リアルビットコイン(謎)対応のコインシューターもダンボールで自作しております。これがお客様にはかなり好評でした。
 コインシューター自体はobnizというイケてるワンボードマイコンを使って作成しています。
 MicrobotPushの通知の受け側ですが前回はスマホでのwebhook受信をしたのですが、ProtaSというスマートホームハブを使い営業時間中はいつでも受けれるようにしました。
image.png

 構成的にはobnizのコインシュータでコイン投入を検知して、node-REDに通知、websocket経由で通知を受けたPepperがコーヒーを淹れるタイミングでMicrobotPushに通知というかなりハードなことをやっております。
image.png

 ハロウィンの1週間前から稼働させたお客様の感想は思ったより上々で
「Pepperがボタンを押してくれるかと思ったら、コーヒーを受けてくれて予想の斜め上だった」
「コインシューターがかわいい」
「Pepperが思ったよりよくしゃべる(笑)」
などポジティブな感想がほとんどでした!

ちょっとお客様の反応が良かったのでクリスマスバージョンも引き続き稼働させる予定です。
皆様も、もし眠ってるPeppperがいたらコーヒーくらい淹れさせてみたら少しは愛着がわくかもしれませんね!
それではよいクリスマスを―!

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