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DMVPN Phase1 -3 とIGPの組み合わせ【CCIEメモ_20251002-05】

Last updated at Posted at 2025-10-05

今日から英語を翻訳かけずに読むことに。
これは…進行遅くなりそうだ…

参考資料・時間

資料:
CCIE Enterprise Infrastructure Foundation lab
DMVPN Lab 1

勉強時間:
20251002 : 約2時間
20251003 : 約2時間
20251004 : 約3.5時間
20251005 : 約3.5時間

学習内容

DMVPNのフェーズごとに最適なルーティングプロトコルの設定


DMVPN Phase1

Phase1を張る際、 ip nhrp map multicast dynamicは不要。
理由はHUBとしか通信しないため。

OSPF

  • 動的に接続するという要件を守る必要がある。
    ip ospf networkでは、
    non-broadcastとpoint-to-multipoint non-broadcastは使用しない。
    こちらは手動でneighborを使い、TCPで接続対象を指定しなければならない。

  • point-to-point とpoint-to-multipointはSpokeのネクストホップIPは保持しない。
    なのでPhase1では適切なのだが、Hello-intervalが異なるため、変更が必要となる。

  • HUBを必ずDRにし、SpokeをDROTHERにしなければならない為、Spoke側にはip ospf priority 0 を設定する。

EIGRP

  • デフォルトではハブとなるR1はスポークであるR2から学習したプレフィックスをもう一つのスポークであるR3にアドバタイズできない。
    これはスプリットホライズンにより、学習元から学習内容をアドバタイズできない為なので、
    no ip split-horizon eigrp [AS Num]で無効化してやる必要あり。

  • プレフィックスの最適化がしたい場合、デフォルトルートだけ分かればいいのでスプリットホライゾンの無効化は不要。

iBGP

  • iBGPを行う場合はスポークルータ間でピアを結ばない為、フルメッシュにはならない。
    そのため、スプリットホライゾンにより、各スポークルータ間のプレフィックスが学習できない問題を防ぐためにハブルータではRoute-Reflectorを設定する。

  • また、動的にBGPピアを張るため、以下の設定を投入する。

router bgp 100
neighbor spokes peer-group
bgp listen range 100.1.1.0/24 peer-group 
  • 100.1.1.0/24の範囲に対し、TCP/179でlistenを行い、TCP Synパケットが来た場合、その宛先とTCPを確立し、その後BGPピアも確立する。

  • あああ

eBGP(SpokeのASは全てユニーク)

  • Spokeで使われるASが異なるため、複数のASに対してBGPの待ち受けを行う必要がある。
    AS200, 300からTCP/179をリッスンするには以下のコマンドを実行する。
router bgp 100
neighbor spokes peer-group
bgp listen range 100.1.1.0/24 peer-group
neighbor spokes remote-as 200 alternate-as 300
  • eBGPではデフォルトでネクストホップを変更せずに渡すため、HUBを経由する通信のネクストホップがスポーク宛てになることがある。(実際はSpoke to Spoke通信のトンネルはないため、ハブを経由して通信される。)

eBGP(SpokeのASは全て同一)

  • スポークのASが同じ場合、Spoke(R2) - HUB(R1) - Spoke(R2)の通信を考えると、
    AS230 - 100 - 230となり、ループしてしまう。
    これを回避するためには、AS-PATHのループ検知機能を無効化する必要がある。
    これは、スポーク側に設定する。
neighbor 100.1.1.1 allowas-in

Phase1構成を組む際に、IGPをOSPFにした時の注意点(DR,)
EIGRPにした時の注意点(Hubでsplit-horizonの無効化を行わないとルーティングの配布ができない。)
iBGPにした時の注意点(iBGPの場合、HUBをルートリフレクタにする必要がある。
動的にTCPで行われるBGPセッションを張る。)

eBGPにした時の注意点(eBGPの場合、
R2 とR3間は同一ASのため、AS-pathのループ防止機構で通信できなくなる。
そのため、別途対応が必要。

DMVPN Phase2

Spoke同士で直接通信できることを目標とする。

ip nhrp nhs 100.1.1.1 nbma 15.1.1.1 multicast

設定により、NHRPを使って動的にピアを張る形となる。

OSPF

  • Phase1と同様

EIGRP

  • split-horizonの無効化に加え、デフォルトでEIGRPはアドバタイズしたルートのNext-hopを書き換えるため、Next-hopの書き換え無効化が必要。
interface Tunnel100
 no ip split-hosrizon eigrp 100
 no ip next-hop-self eigrp 100

iBGP

eBGP(SpokeのASは全てユニーク)

eBGP(SpokeのASは全て同一)

  • 上記3つのBGP設定はphase1から変更なし
  • SpokeのLAN側プレフィックスのNext-hopはTunnnel-ipを学習しているため、問題なく通信可能。

DMVPN Phase3

HUBには ip nhrp redirectを設定
Spokeにはip nhrp shortcutを設定

デフォルトでip nhrp shortcutは設定されていることがある。

OSPF実装
ハブからスポークへのルーティング情報を完全に集約できないため、OSPFでの最適化は不適切。

OSPF

  • ip ospf network broadcastを使う場合、ネクストホップが保持されることで、Phase3のip nhrp redirect / shortcutに頼らずスポーク間接続が実現される。
  • これはPhase3の解決が冗長であり、ルーティングテーブルの変更が行われない可能性がある。
    • また、point-to-multipoint, point-to-pointとの通信でも、ループ防止のため各エリア内のトポロジ情報を持っておくOSPFと、最低限でのルーティング情報だけ交換するPhase3の考えは食い合わせが悪い。

EIGRP

  • NHRPを使って最低限のルート情報を通知・上書きするので、split-horizonの無効化やNext-hopの書き換えの無効化は不要。

iBGP

eBGP(SpokeのASは全てユニーク)

eBGP(SpokeのASは全て同一)

  • 上記3つのBGP設定はphase1から変更なし
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