はじめに
2020年頃購入し5年使用したノートPC(ASUS)のバッテリの状況を確認したときの、備忘録。
対象読者
- Windows 初心者
- 中古 PC 等の購入時の参考として
使用環境
- Windows 11 (24H2)
手順
1. バッテリー寿命レポートの作成
- 以下コマンドでレポート作成(保存先:ドキュメントフォルダ)
powercfg /batteryreport /output "%USERPROFILE%\Documents\battery_report.html"
他のフォルダを指定する場合、%USERPROFILE% 部分を書き換える
(例: powercfg /batteryreport /output "C:\some\folder\battery_report.html")
- ブラウザを起動し確認する。
start msedge "%USERPROFILE%\Documents\battery_report.html"
2. レポートの見方
主だった項目の概要
2-1 Installed batteries
-
Design Capacity(設計容量)
工場出荷時のバッテリーの最大容量。新品時の理論値。 -
Full Charge Capacity(フル充電容量)
現在フル充電できる最大容量。劣化すると下がる。 -
Cycle Count(サイクル数)
バッテリーの充放電回数。300〜500回程度が寿命の目安。
※ASUSバッテリー情報センターより
「Full Charge Capacity ÷ Design Capacity × 100」
= バッテリーの健康度(%)
Design Capacity: 50,117mWh
Full Charge Capacity: 32,624 mWh
→ 32,624 ÷ 50,117 = 65%(35%劣化している)
2-2 Battery life estimates(バッテリー寿命の推定)
- AT FULL CHARGE (現在の満充電容量(劣化込み))
- AT DESIGN CAPACITY (新品の設計容量だった場合の見込み)
- Since OS install(平均)より導出
- Active: 3:10:22(現状) vs 4:51:27(新品時見込み)
→ 新品時見込みの約 65%(= 約35%の劣化) - Connected standby: 34:06:59(現状) vs 52:13:56(新品想定)
→ 新品時見込みの約 65%
- Active: 3:10:22(現状) vs 4:51:27(新品時見込み)
わかったこと
- 現時点で体感的にわかるくらいであったが、レポート上でもバッテリーの劣化が表れていた。
- サイクル数(充放電回数)はまだ108回と少なめだが、新品時の容量の 約3分の2まで低下していることがレポートよりわかった。
- 消費電力から 2.5〜3時間程度の駆動時間の為、モバイル用途は厳しい。
- メーカ正規でのバッテリ交換の場合、2万円程度かかる。
参考


