- QA学園は、いまからいくらか未来のお話。QAのことを教えてくれる高校です。 -
マインドマップの授業
今日は先生が、色鉛筆やサインペンをたくさん持ってきた。
それをおもむろに机に置いて、授業が始まった。
今日はミラルは充電が足りなくて、ポートでおとなしくしている。
先生「さて今日は、マインドマップを使った発想法を学ぼう。
机を班にして島を作ってくれ。」
ユウタは首をかしげた。
「マインドマップ?」
先生はうなずく。
「右脳を活用して発想を広げる方法だ。
頭の中を“線”ではなく“絵”として認識させる。
テスト設計でも、条件を整理するときに役に立つ。」
黒板サイネージには、中央に太陽のような円が描かれ、そこからカラフルな枝が伸びていく。
セントラルイメージには派手なロゴやイラストが表示されていて、見ているだけで想像力がかき立てられる。
🧠 マインドマップの4つのポイント
① セントラルイメージは派手に
→ 想像を広げるために大きく、カラフルに描く。
② 線はまっすぐ描かない
→ 曲線にすることで右脳に“絵”として働きかける。
③ 太い線から細い線へ
→ 大きなテーマから小さな要素へ。自然に思考が分岐する。
④ 線の上は単語を書く
→ 発想を広げるために単語で書く。
先生「ほかにも、関連のあるものは点線で繋げるぞ。」
ユウタが思わずつぶやく。
「絵を描いてるみたいだ……」
先生は頷きながら続けた。
「そう、手書きで描くのもおすすめだ。
現場だと効率優先でアプリを使うが、最初は自分の手で線やイラストを描いた方がイメージが広がる。
書くのに時間はかかるが、その分“思考の枝”が自分の中に残るんだ。」
💻 アプリを使う場合のコツ
ショートカット操作
・Tabキー:下層ブランチ
・Enterキー:同列ブランチ
代表的なツール
・XMind
・Miro
・FreeMind
アヤが理解を口にする。
「つまり、文章で箇条書きするよりも、頭の中の連想をそのまま可視化できるのね。」
「そのとおりだ。」
先生は笑顔を見せた。
📝 練習課題
「では練習だ。テーマは“好きなピザ”。
セントラルイメージは必ずイラスト付きだぞ。
ツールを使うときは、AIに書かせてもいい。
今日は手書きでだ。」
💬 ミラル(充電中の小声)
『……ピザの因子水準、描きたかったのに。』
注)ミラルは、生徒に配られている、QA-LiteというサポートAIです