テスト戦略の基礎固め
よく、テストが点と線に例えられますが、
点と線をどこに置くかは、テストを作るときの決めの問題
でもあるので、ここではWebアプリケーションをテストするときの
一例の話をします。
テスト全体の保証の基本となります。
点を見出す
点を見出す、については、以前書いたこの記事に
要点があります。
[テストコンディションにはどんなものがある?]
その他には、以下の項目があります。
E2Eレベル
- UIを因子としたバリデーション
- 操作を因子とした遷移
コードレベル
- 変数と値のバリデーション
- 同値分割
線を保証する
上記の内容で、点(因子)を選び出し、線(充分に網羅された水準)を
作ることで、全体的な保証が可能になります。
さらに、仕様通りに動作するかを検証するために、
仕様と、そのバリデーションを記載したケースも、
テストセットとしては、ここに入れています(CPM法)。
ここまでのまとめ
この、点と線を保証したテストは、CPM法や、品詞技法と呼ばれるテストと、
概ね同様のテストカバレッジになります(細かくは違うのですが)。
私は、Single Condition などと呼んだりしています。
用語解説
因子
テストすべき条件。
水準
各条件が取ることのできる具体的な値。
この水準を用意するために、同値分割法などを
使うことがあります。
CPM法
コピー&モデファイ&ペースト法。
仕様をコピペして、文章をちょこっと変えるテストを指します。