テストコンディションとは
JSTQBの用語集によると、
「テストのための根拠となる、コンポーネントやシステムのテストが可能な一部分。」
とあります。ンディションという言葉には、日本語で複数の意味があるため、
理解が難しい用語ではないかと感じています。今回は、組み合わせテストで使う
条件となるようなものをイメージして、まとめます。
組み合わせテストで使う
では、組み合わせテストに使うテストコンディションには
どういうものがあるでしょうか
- CRUDの発生するアイテムで考える
- 分岐条件で考える
- 時系列ごとのイベントとそれにまつわる条件で考える
- 動作環境などの、使用条件で考える
- ユースケースで考える
- エンティティのライフサイクルで考える
- 過去の不具合例で考える
などなど
こうした考えをまとめるのに便利なのは、マインドマップの出番です。
(マインドマップについての記載も、後日載せたいとおもいます。)
また、複数のペルソナや、6W2Hの考え方も役に立ちます。
ラルフチャートやいじわる漢字など、深い考察に便利なものもあります。
UMLのユースケース図なども助けになります。
テストコンディションの洗い出しに、これだけさまざまなツールがあるのです。
不具合分析をしていると、バグ全体の3割程度が組み合わせテストに該当することが多いです。チーム・製品によっては6割になることもあります。
これらの不具合を削減したい場合、テストコンディションの見直しとテンプレート化は効率的な手段になるでしょう。
ただし、テンプレートは備忘録として優れていますが、条件は常に変動するものなので、過信は禁物ですね。
用語解説
6W2H
「When(いつ)」
「Where(どこで)」
「Who(だれが)」
「Whom(だれに)」
「What(なにを)」
「Why(なぜ)」
「How(どのように)」
「How much(いくらで)」
などの視点から、処理や仕様を考えることによって、
気づかなかったことをみつけたり、抜け漏れの防止をします。
ラルフチャート
処理のフローに、例外的な要素を絡めたりして、アウトプットを考えるチャート。
私は、基本の処理に例外パターンを掛け算のようにからめて考えています。
いじわる漢字
漢字をヒントに、テストケースを探すチャート。
探索的テストのヒントにも。
https://note.com/kataruyube/n/nf6b550cbe7bd
(下の方に載っています)