QA学園とは
「QA学園」は、ソフトウェアテスト/品質保証(QA)の考え方を、学園ものの物語として可視化するためのオリジナル世界観です。
舞台:近未来の QA 専門校 Academy of Quality Assurance(通称:QA学園)
主役:高校生の5人+AI端末たち
テスト設計が得意な少年ユウタ
感覚で“違和感”を察知するアヤ
理論派のテラ
ILK(物語の鍵になるデバイス) を設計したエンジニア系先輩キョウスケ
スーパーAI Miraiを使う美桜(ミオ) など
ガジェット:
生徒1人1台の AI 端末 QA-Lite(Miral / Iris / Tea) など
現実の QA 技術(テスト設計・カバレッジ・トレーサビリティ・倫理)を、
授業/部活/コンペ(QA甲子園)としてストーリー化していくのがコンセプトです。
何をやっている世界観なのか
ざっくり言うと、QA学園の中ではこんなことが起きています。
授業で
境界値分析、組合せテスト、状態遷移、RCI(Retort Coverage Index)などを
「黒板+ラルフチャート+QA-Lite」で教える
放課後再現部で
実際の Web フォームやシステムを持ち込んで、
「因子・水準」「シナリオ」「カバレッジ」を生徒同士で議論
校外では
QA甲子園 というコンテストで、
各校が OS / AI モデル(Mirai / Astra / Quasar)と QA 手法を持ち寄り、
見えるところで「品質」と「ビジネス」を競う
物語としては青春ものですが、
出てくる用語・図・テスト設計フレームワークは、
そのまま実務QAにも持ち込めるよう設計してあります。
代表的な用語(この記事で出てきそうなもの)
Qiita記事内で QA学園の用語が出るときは、
参考にしてもらえると、本編のQAならではの感性を味わえます。
Kノート(K-note)
生徒やエンジニアがつけている 「1日の振り返りノート」
中身はだいたいこの3つ:
今日あったこと(事実ログ)
そのときどう感じたか(Ew)
明日/次回の小さな実験(Next step/テストケース)
「感情付きのレトロスペクティブノート」というイメージ
→ 自分用のログが本質で、他人は勝手に覗かない前提
Ew(Emotion waveform)
Emotion waveform(感情波形) の略
ある出来事に対して生じた
「うれしい/怖い/モヤモヤする」などの感情の混ざり具合・強さを指す変数
正しい/間違っているという評価とは切り離し、
Kノートに **“生ログとして残す”**ための概念
Ew感(Ewakan)
Ew(感情波形)に対する 自分自身の気づき/違和感センサー のこと
イユーと読む(そのまんま英語)
「なんかこの仕様、数字上はOKだけど Ew的に気持ち悪い」
と感じ取る力
→ アヤが得意なスキル、ユウタがそれをテスト条件に翻訳する役。
Fth(閾値因子)
しきい値(閾値)に関わる因子 を表すラベル
ILK(Isolated Log Key)
QA学園の世界で重要な役割を持つ「ログ用のキー」です。
人やAIの行動・判断と結びついたログを扱う仕組みですが、
詳細な仕様や仕掛けは、物語本編で徐々に明かされていきます。
Qiitaでは、「あとから改ざんしにくい形でログを扱うための象徴的デバイス」
くらいのイメージで読んでもらえれば十分です。
QA甲子園について
1年に一度行われるQA甲子園は、実際に私たちQAエンジニアが遊べる競技内容を考える予定です!
