#Entrian Source Search
以前、こちらの記事で膨大なUEのソースコード内部の検索には"Entrian Source Search"が安価で便利だとオススメさせていただきました。
Entrian Source SearchでUE4内部のソースコード検索を安価で容易に!
Entrian Source Searchは簡単で安価で高速でと非常に便利なのですが、このツールでUEのソースコードを検索する際に良く起こる問題と自分が行っている解消方法についてご紹介できればと思います。
#Entrian Source SearchのUEソース検索で良く起こること
###1. .cpp.txtや.gen.cppなどUE4が自動生成する中間ファイルを参照してしまう
UE4はソースコードのビルドのためにIntermediateフォルダを生成しそこに中間ファイルを保存します。こちらのファイルを実際にユーザが見たりいじる必要はないのですが、このフォルダがEntrian Source Searchの検索対象に入っていると、検索結果の中にIntermediate内のファイルが大量に含まれてしまい検索性を下げてしまうことがあります。
###2. ThirdPartyのソースコードの検索結果が大量に参照されてしまう
また、UE4は沢山の外部ライブラリを用いてます。それらのソースなどもThirdPartyディレクトリ内に置いてある場合があります。UE内部のソースコードを検索するつもりでも、このThirdParty内のソースの結果が大量に出てしまい、こちらも検索性を下げる要因になることがあります。
これらの解消方法についてすごく簡単なのですが2点ほどご紹介いたします。
#IntermediateやThirdPartyを省く2つの方法
###1. IntermediateやThirdPartyを常に検索対象から外す
自分はこの方法をIntermediateフォルダに対して採用しています。Entrian Source Searchのオプションを開くと、Exclusion patternsという項目があります。こちらの最後にintermediateやthirdpartyを指定することで、どんなプロジェクトでもこのフォルダが入ってるディレクトからその下は検索対象から外してくれます。
###2. IntermediateやThirdPartyを都度指定して検索対象から外す
こちらは自分がthirdpartyを消したり検索対象を絞る際に使っています。 Entrianでは、検索窓で dir:~~ と指定することで特定のディレクトリ名以下を検索対象にし、逆に -dir:~~ と指定することでそのディレクトリ以下を検索対象から外します。この機能を用いて ”-dir:thirdparty" を検索時に追加することで、ThirdParty以下のディレクトリを検索対象から外しています。
これと同様で、 ext:~~ や -ext:~~ などで、拡張子の指定もできます。こちらもシェーダコード内部などを検索するのに便利かと思うのでおすすめです。
簡単にですが、ご参考になれば幸いです。