#はじめに
DreamHanksの松下です。今回はMyBatis Generatorのインストールと実行するための事前準備を解説していきます。
使用するビルドツールはMavenです。
インストールしたライブラリがプロジェクトで使えるように連動してくれるツールです。
今回のダウンロードしたMyBatis Generatorをプロジェクトに
インストールする方法のほとんどがMavenの設定の解説になります。
Mavenはプロジェクトを開発するうえでコアの部分になります。
仕組みについて深く理解したい方はこちらの記事もご覧ください。
Mavenの解説
#MyBatisとは
一言でいうと
オブジェクトとデータベースに関する処理との対応づけを容易にするO/Rマッピングツールです。
O/Rマッピングとは、「オブジェクト」と「リレーショナルデータベース」をマッピング(対応付け)することです。O/Rマッピングは実装時のデータベース操作にかかわる煩雑な作業を軽減してくれます。
#インストール方法
今回使用するMyBatis Generatorのバージョンは1.3.7です。
最新の1.4以降のバージョンだと、今回の開発では不要な機能がたくさんあるため古いものを使いました。
通常インストールする場合、「eclipse > help > マーケットプレイス」からライブラリをダウンロードできます。
しかし、今回古いバージョンのものが欲しいのでMVNリポジトリから直接ダウンロードします。
###①MVNリポジトリで「MyBatis Generator Core」を検索する。
上記の画像は実際に検索したものです。
Usagesを見ると最新のバージョンより1.3.7が多く使われていることがわかります。(2020/09/24現在)
###②ほしいバージョンをダウンロードする
0ffc669ceff7.png)
ほしいバージョンのボタンをクリックすると上記のページに遷移します。
赤枠内のコードをコピーします。
###③pom.xmlに張り付けてビルドをする
上記のようにpom.xmlのdependenciesタグ内に先ほどコピーしたコードを張り付けます。
ビルドをすると、リモートリポジトリ(MVNリポジトリ)からダウンロードされます。
なぜビルドするとダウンロードされるのか気になる方はこちらの記事もご覧ください。
Mavenの解説
#事前準備(xmlファイルを作っておく)
MyBatis Generatorを実行する際に必要なxmlファイルが2つあります。
下記のディレクトリに配置してください。
C:\pleiades\workspace\プロジェクト名\src\main\resources
下記の二つの内容をそれぞれのxmlファイルに記述してください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE generatorConfiguration PUBLIC "-//mybatis.org//DTD MyBatis Generator Configuration 1.0//EN" "http://mybatis.org/dtd/mybatis-generator-config_1_0.dtd">
<generatorConfiguration>
<classPathEntry location="C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_202\jre\lib\ext\mysql-connector-java-8.0.11.jar"></classPathEntry>
<context id="context1">
<jdbcConnection connectionURL="jdbc:mysql://localhost:3306/work_db?characterEncoding=UTF-8&serverTimezone=UTC&useSSL=false"
driverClass="com.mysql.cj.jdbc.Driver"
password="Daiki8863" userId="root" />
<javaModelGenerator targetPackage="com.dreamhanks.dto" targetProject="WorkManager/src/main/java" />
<sqlMapGenerator targetPackage="mappers" targetProject="WorkManager/src/main/resources" />
<javaClientGenerator targetPackage="com.dreamhanks.dao" targetProject="WorkManager/src/main/java" type="XMLMAPPER" />
<table schema="work_db" tableName="member"/>
<table schema="work_db" tableName="worktime"/>
</context>
</generatorConfiguration>
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE configuration
PUBLIC "-//mybatis.org//DTD Config 3.0//EN"
"http://mybatis.org/dtd/mybatis-3-config.dtd">
<configuration>
</configuration>
#最後に
次回は作成したxmlファイルの内容について解説していきます。
最新内容については下記のリンク(DreamHanksのブログ)で確認することができます。
DreamHanksブログ(Javaウェブアプリ開発)
数ある記事の中から、お読みいただきありがとうございました。